「言うとちょっと怖い」清原被告との取引経緯や覚醒剤の入手先は明らかにされず
2016年4月28日6時0分 スポーツ報知
覚醒剤取締法違反罪で起訴され、保釈中の元プロ野球選手・清原和博被告(48)に群馬県太田市内で覚醒剤を譲り渡したとして、同じく覚醒剤取締法違反の罪に問われている無職・小林和之被告(45)の初公判が27日、東京地裁で開かれた。
公判では両者の会話が白日の下にさらされた一方、清原被告と小林被告が取引を始めた経緯は明らかにされなかった。
白いワイシャツに紺の上下スーツ姿の小林被告はサイズが合わないのか、時折ズボンを左手で引っ張り上げながらも、はっきりした声で裁判官の質問に答えていた。だが、覚醒剤の入手先について問われた時だけは「それはちょっと…。地元が田舎なので、(入手先を)言うとちょっと怖いというのがあるので」。言葉を濁したのは、清原被告を紹介してくれた相手をかばっているとも考えられる。
また、清原被告は小林被告から購入を始めた約1年半前からは、少なくとも覚醒剤を使用していたとみられることが分かったが、それ以前についての言及はなかった。2人がどのような経緯で接点を持ったかについてもこの日の公判では明らかにならなかった。