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【衝撃事件の核心】
良心の呵責か、死刑引き延ばし狙いか? 20年前の殺人を1通の手紙で告白した67歳死刑囚の心中は…
その告白は亡霊にさいなまされ続けた呵責の念からなのか、それともただの延命工作からなのか-。平成15年の前橋スナック拳銃乱射事件で死刑判決が確定した指定暴力団住吉会系組元会長、矢野治死刑囚(67)が他にも2人の殺害に関与したことを告白し、関係者の供述通り神奈川県伊勢原市の山中から遺体が出た。殺害されたとされるのは20年前から失踪している不動産業の男性。「コールドケース(迷宮事件)」が20年の時を経て、動き始めた。
供述通り遺体発見 20年前失踪した男性か
伊勢原市の山間にある日向林道下付近の斜面で、19日朝から警視庁や神奈川県警の捜査員約50人がスコップなどを手に、地面を掘っていた。
普段はハイキング客などが行き来する風光明媚な日向林道。この日も捜査員らの頭上には太陽がさんさんと輝いていた。午後2時ごろ、うっそうとした山林の地面のなかから、ほぼ白骨化した遺体が現れたのを、木漏れ日が照らし出した。
司法解剖の結果、性別も死因も年齢も不明。だが、警視庁は発見場所や状態が埋めたとされる矢野死刑囚の知人の男の供述通りだったことから、20年前に失踪した伊勢原市の不動産業、津川静夫さん=当時(60)=とみて確認を進めている。
「津川さんの殺害に関与し、遺体は知人の男に遺棄させた」
警視庁の事情聴取にそう告白したのは、矢野死刑囚だ。知人の男も警視庁に対し、遺棄したことを認め、捜索現場で遺棄した場所を示していたとみられる。
津川さんの身に何が起こったのか。事態が動き始めたのは、矢野死刑囚が警視庁に告白文書を送り始めた1年以上前にさかのぼる。
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