3月鉱工業生産指数 2か月ぶり上昇
企業の生産活動を示す先月の鉱工業生産指数は、乗用車の国内向けの生産が増加したことなどから、前の月と比べて3.6%上昇し、2か月ぶりに前の月を上回りました。
経済産業省が28日発表した先月の鉱工業生産指数は、平成22年を100とした指数で96.6と、前の月と比べて3.6%上昇しました。前の月を上回るのは2か月ぶりです。
指数が上昇したのは、乗用車の国内向けの生産が増加したことや、台湾や韓国からの半導体製造装置の受注が増加したことなどが主な要因としていて、15ある業種のうち12の業種で前の月を上回りました。
主な製造業の生産予測については、4月がプラス2.6%、5月がマイナス2.3%として、経済産業省は、生産活動の基調判断については「一進一退で推移している」として維持しました。
一方、今月の生産予測の調査の段階では熊本地震の影響は織り込まれていないということで、先行きについて「地震によって工場が被災する直接的な影響だけではなく、熊本県からの部品の供給が滞るサプライチェーンへの間接的な影響も考えると、製造業の生産が低下するのは避けられない見込みだ」としています。
指数が上昇したのは、乗用車の国内向けの生産が増加したことや、台湾や韓国からの半導体製造装置の受注が増加したことなどが主な要因としていて、15ある業種のうち12の業種で前の月を上回りました。
主な製造業の生産予測については、4月がプラス2.6%、5月がマイナス2.3%として、経済産業省は、生産活動の基調判断については「一進一退で推移している」として維持しました。
一方、今月の生産予測の調査の段階では熊本地震の影響は織り込まれていないということで、先行きについて「地震によって工場が被災する直接的な影響だけではなく、熊本県からの部品の供給が滞るサプライチェーンへの間接的な影響も考えると、製造業の生産が低下するのは避けられない見込みだ」としています。