大阪女児焼死 男性の再審きょうから 無罪確定へ
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21年前、大阪市で住宅が全焼し、小学6年生だった女の子が死亡した火事で、放火や保険金目的の殺人の罪で無期懲役が確定した男性の再審=やり直しの裁判が、28日から大阪地方裁判所で始まります。検察は有罪の立証をしない方針で、今後、無罪が言い渡され、確定する見通しです。
平成7年、大阪・東住吉区で、小学6年生だった当時11歳の女の子が死亡した火事では、母親の青木惠子さん(52)と、内縁関係にあった朴龍晧さん(50)が、放火や保険金目的の殺人の罪で起訴され無期懲役が確定しました。大阪高等裁判所は、去年、「自然発火の可能性が否定できない」として、再審=裁判のやり直しと刑の執行の停止を認め、2人は、服役していた刑務所から釈放されました。
2人のうち、朴さんのやり直しの裁判が、28日から、大阪地方裁判所で始まります。裁判で、弁護団は、警察の当時の取り調べの様子や朴さんが犯行を認めたとする供述調書が作られたいきさつなどについて、本人に質問することにしています。一方、検察は、有罪の立証をしない方針で、裁判は1日で終わる予定です。
青木さんのやり直しの裁判は、来月2日に開かれることになっていて、2人には、ことし8月に無罪が言い渡され、確定する見通しです。
2人のうち、朴さんのやり直しの裁判が、28日から、大阪地方裁判所で始まります。裁判で、弁護団は、警察の当時の取り調べの様子や朴さんが犯行を認めたとする供述調書が作られたいきさつなどについて、本人に質問することにしています。一方、検察は、有罪の立証をしない方針で、裁判は1日で終わる予定です。
青木さんのやり直しの裁判は、来月2日に開かれることになっていて、2人には、ことし8月に無罪が言い渡され、確定する見通しです。