京都御苑を無許可飛行、中国人の男を書類送検
京都御苑(京都市上京区)の上空で許可を受けずに小型無人機「ドローン」を飛行させたとして、京都府警上京署は27日、京都市中京区の中国人留学生の男(21)を航空法違反容疑で京都地検に書類送検した。「桜を撮影したかった」などと認めているという。
送検容疑は3月30日午後0時19分ごろから数分間、国土交通相の許可を受けず、京都御苑敷地の上空約70メートルにカメラ付きドローン(縦横約30センチ、高さ約20センチ、総重量約1.4キロ)を飛行させたとしている。
警備している皇宮護衛官がドローンと、操作する男を防犯カメラで確認し、上京署に通報した。男は「(京都市内の観光地の)嵐山や哲学の道などでも撮影した」とも供述。京都御所など立ち入り禁止場所の上空には入っていなかったという。【花澤葵】