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V10王者も内山敗戦に衝撃 山中「ボクシングは本当に怖い」
WBA世界スーパーフェザー級王座統一戦12回戦 ●スーパー王者・内山高志 KO 2回2分59秒 暫定王者ジェスレル・コラレス○ (4月27日 大田区総合体育館)
ボクシングトリプル世界戦解説席の山中
Photo By スポニチ |
内山のまさかの敗戦に、世界王者たちもショックを隠しきれなかった。テレビでゲスト解説したWBC世界バンタム級王者の山中慎介(33=帝拳)は「内山さんが負けるイメージはなかった。ああいう展開は予想もしなかった。改めてボクシングは本当に怖いなという試合でした」と振り返った。
2度目のダウン後についても「立て直しつつあった。しのげばいけると思っていた」と逆転を信じていたが、思いは通じず「相手を褒めるべき。ラフさも的確さもあった」と指摘。現在10連続防衛中で、内山が敗れたことで現役最多となった。今後は13連続防衛の具志堅超えの期待が集まるが「回数(の注目)は自分に向けられる。でも自分は内山さんと違って全く意識していない」と自らのスタイルを貫くことを再確認していた。
元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏は「内山先輩がまさか負けるとは」と驚きつつ「防衛のマンネリがあったのかも。海外に行けていれば結果が違ったかもしれない」とモチベーション低下の可能性を指摘した。元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏は「具志堅さんを抜くと思っていたのでビックリ。クリンチでも何でもして、しのいでほしかった。ちょっと欲が出たのかな。もったいなかった」と残念がった。元WBA世界スーパーフライ級王者の飯田覚士氏は「衝撃だった。若さとスピードの先制攻撃を食らってしまった。とりあえずはゆっくり休んでほしい」と気遣った。
元世界2階級制覇王者で日本プロボクシング協会終身名誉会長のファイティング原田氏は「(防衛数が)ここまできたんだからショックだよね」と内山の心中を思いやった。敗戦からはい上がった経験がある同氏は「人間は負けて強くなる。本当に強くなるのはこれから」と再起に期待した。
▽内山―コラレスVTR 内山は立ち上がりからコラレスにスピードと手数で圧倒された。荒々しい左右のフックなどを浴びて劣勢になると、2回には大振りの左を浴びて倒された。その後も反撃が空回りして再びダウンを喫すると、終了間際に左ストレートでとどめを刺された。コラレスは伸びのあるストレートや強引に前へ出る姿勢で主導権を握り、一気に勝負を決めた。
[ 2016年4月28日 05:42 ]
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