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三菱自の水島製作所従業員、4割弱が自宅待機に

読売新聞 4月27日(水)22時15分配信

 三菱自動車は、軽乗用車の生産拠点である水島製作所(岡山県倉敷市)の全従業員の4割弱にあたる約1300人を、自宅待機とすることを決めた。

 燃費偽装の発覚を受け、軽の生産停止が続いているためだ。生産再開のめどは立っておらず、自宅待機が長期化する恐れもある。

 自宅待機となるのは、軽の生産に携わる全ての従業員で、給料は支払われる見通しだ。輸出用のセダンなどの製造は続けており、その担当の従業員は通常通り、勤務する。

 水島製作所は、燃費を良く見せかけていた軽乗用車「eKワゴン」などを生産している。日産自動車向けの軽も製造し、2015年度は全体の生産台数約30万台のうち、19万台が軽だった。また、19万台のうち、7割以上を日産向けが占めた。

 熊本地震で部品供給が滞った影響もあり、同製作所では18日夜から、軽の生産を停止していた。

最終更新:4月28日(木)9時50分

読売新聞

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