益城町は27日、町内の避難所と熊本市東区の健軍町電停前までを往復する無料シャトルバスの運行を始めた。一部バス路線が運休しており、避難者の利便性を上げようと、地元の熊交観光バスと契約した。5月31日まで。
益城町と熊本市東部を結ぶシャトルバスに乗り込む利用者=益城町保健福祉センター
町総合体育館と阿蘇熊本空港ホテルエミナース発の2路線で、それぞれ一日3便。町総合体育館発は町保健福祉センター、エミナース発はグランメッセ熊本と広安愛児園をそれぞれ経由し、いずれも温泉施設「一休」に立ち寄る。
町保健福祉センターから乗車した同町惣領の松下長子さん(77)は「足が悪く、避難所の風呂は湯船が高くて利用しづらかった。家族に頼らず、自分だけで温泉に行けるようになった。ありがたい」と話していた。
町災害対策本部TEL096(289)6830。(後藤幸樹、益田大也)
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