最も中毒性の高いアプリトップ50に共通する傾向とは?
Abhinav Agrawal氏は、モバイルアプリに関する競合他社情報を提供するSurveyMonkey Intelligenceのバイスプレジデントである。以前はRenzuのCEO兼共同設立者、Social Capitalの客員起業家、Zyngaのゲーム部門VP、Amazonのプロダクトマネージャーを務めていた。彼のTwitterは@agrawal667
Arjun Lall氏はSurveyMonkey Intelligenceの商品部長である。以前はRenzuのCOO兼共同設立者、Social Capitalの客員起業家、Zyngaの商品ディレクター、JamLegendの共同設立者であった。彼のTwitterは@_arjun
via Flickr by “Christian Hornick“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
意外に思うかもしれないが、最も中毒性の高いモバイルアプリとストアチャートにランクインするアプリは別物である。
SurveyMonkey IntelligenceのSurveyMonkeyビジネス部門で集計したデータに基づいた下記リストを見てみよう。
Facebookは断トツで中毒性の高いモバイルアプリだ。平均して、ユーザは1週間のうち5.8日はFacebookアプリを使っており、リストにある他のアプリのほとんどよりも1日多い。おそらくそれには驚かないだろうが、リストの他のアプリはどうだろう?
ダウンロードしたほとんどのアプリはスクリーンの最後のページに置いたままで、古いおもちゃのように放置されることだろう。それでは、毎日開くアプリの共通点とはいったい何だろうか?
最も中毒性のあるアプリは毎日新しい発見がある
Facebookのニュースフィードは常に、毎分毎に入れ替わっている。6位にランクしているTimehopは過去の写真を24時間だけ見れるようになっている。居眠りしたら見逃してしまうほどだ。同様に、Snapchatのメッセージもすぐに新鮮味を失い、クーポンやディールアプリが毎日新しくロードされる。新鮮なコンテンツが利用を促しているのだ。
アプリがコンテンツまわりのものでない場合は、実用性が非常に高いもの
リストにあるアプリは似通っているものもあるが、どれも毎日実用的なものを提供している。ユーザはコンスタントにPower Batteryと360 SecurityでAndroidを最適化しているようだ。さらに、フィットネス、カロリー、睡眠やマイレージトラッカーもリストに入っている。
トップアプリの多くが、ティーンのあいだで人気
当然のように、ティーンは常に携帯をいじっている。Snapchat、musical.ly、ねこあつめ、iFunny、Covet Fashin、Whisper、KikやInstagramといったティーンが使うアプリがランクインしている。
メッセージングアプリがリストの5分の1を占める
誰かと連絡を取るためには電話を使うこと以上に大切なことがあるのだろうか? そのために電話が作られたのだろう? Snapchat、WhatsApp、GroupMe、Kik、LineやFacebookはそうした需要を満たしている。
デートアプリはユーザーをつなぎとめる
恋人との親密なチャットや新たな相手を求めて毎日デートアプリを開こうとするのは無理もない話だ。
フィットネスアプリは実際うまくいっている
おそらくこれらのアプリは実際フィットネスを習慣づけるのに役立っているのだろう。もしくは、すでに頻繁にエクササイズを行っているフィットネスオタクだけが使っているのかもしれない。いずれにしても、多くのカロリー/エクササイズトラッカーが使われている。
ターン制ゲームがすべてのゲームをおさえてトップに
自分の番が来るというソーシャルプレッシャーは、Words with FriendsやYahtzee with Buddiesをトップ10に押し上げるには十分なものらしい。どちらのゲームも自分の番が回ってきたら、プレイしなければならない。でないと、友人はあなたとのプレイを継続できない。
リストを独占する企業はない
無料アプリと売り上げランキングでは、Facebook、Google、SupercellやKingがリストを占めている。だが、興味深いことに、中毒性の高いアプリのリストではこういった傾向は見られない。
他に特筆すべき点があれば、ぜひ教えてほしい。