失敗しない、機種変更時にLINEを引き継ぎする方法【iPhone・Android対応】
2016-04-27 21:37iPhoneやAndroidスマホを機種変更する際、LINEのアカウントを引き継ぎするためには、今までの端末で事前にメールアドレス登録またはFacebook連携とアカウント引き継ぎ許可(2段階認証)設定が必要。その後、新しい端末でLINEにログインすることで、友達や購入スタンプなどの利用情報をリセットさせずに移行できます。「引き継ぎできない」「失敗した!」という時の対処法も含め、最新版の手順を紹介します。
機種変更時のLINEアカウント引き継ぎ手順は、上掲の目次の通りです。まず、旧端末でメールアドレス登録またはFacebook連携、そしてアカウント引き継ぎ許可をおこない、必要に応じてトーク履歴のバックアップ(または引き継いで復元)。新端末にLINEをインストールしてログインし、スタンプや着せかえ、トーク履歴を復元するという流れになります。
1. 【機種変更前】旧端末のLINEで引き継ぎの事前準備をする
LINEアカウントの引き継ぎには、まず機種変更前まで使っていた端末(旧端末)で「メールアドレス登録」をしておくことが必要です。ただし、メールアドレス登録しなくても、LINEが「Facebook連携」されていれば引き継ぎがおこなえます。
1-1. アルバムやスタンプ、ノートも移行できる?
また、機種変更後の新端末へ引き継ぐことができる情報と、できない情報があるので、あらかじめ確認しておきましょう。
引き継ぎできる情報
- 友だち(ブロック設定も含む)
- グループ(複数人トークは含まれない)
- プロフィール情報(LINE IDを含む)
- ステータスメッセージ(ひとこと)
- アルバムやノートに投稿した情報
- タイムライン/ホームの内容
- 手持ちのスタンプ、着せかえ(引き継ぎ後、再ダウンロードが必要)
- 購入済みのLINEコイン残高(同じOS間の機種変更)
- Keepに保存済みのデータ
- LINE Out(LINE電話)のチャージ済みコールクレジット(同じOS間の機種変更)
- LINE連動アプリ(LINE MALL、LINEマンガ、LINE Play、各種LINEゲームなど)の情報
引き継ぎできない情報
- 過去のトーク履歴(アルバムは相手とのトークから引き継ぎ後も閲覧可能)
- 通知音の設定
- (異なるOS間の機種変更)購入済みのLINEコイン残高
- (異なるOS間の機種変更)チャージ済みのLINE Out(LINE電話)のコールクレジット
なおトーク履歴は、旧端末からテキスト形式のファイルとして保存しておくことが可能。さらに、同じOS間(Android→AndroidまたはiPhone→iPhone)での機種変更の場合、旧端末でトーク履歴をバックアップし、新端末にデータを移行し復元する方法もあります。
アカウント引き継ぎに加えて、以下の記事で紹介している作業が別途必要です。特にiPhoneからiPhoneへの機種変更でLINEのトーク履歴も引き継ぎたいと考えている人は、本稿を読んで作業へ移る前に、必ず下記の特集に目を通されることを推奨します(手順が初めから異なるため)。
機種変更時にLINEのトーク履歴を引き継ぎ、元通りに復元する方法(iPhone・Android対応)
本章ではまず、メールアドレス登録およびFacebook連携、引き継ぎの許可設定の手順についてみていきます。
1-2. メールアドレスとパスワードを登録する(Android・iPhone共通)
LINEにメールアドレス登録しておくと、引き継ぎがおこなえるだけでなく、PC版やiPad版のLINE、ウェブストア(LINE STORE)も利用できるようになります。なお、メールアドレスの登録解除はいつでも可能です。
LINEの[その他]から、[設定]→[アカウント]→[メールアドレス登録]と進みます。
登録したいメールアドレスと任意のパスワード(LINE用パスワード:英数字で6文字以上)を入力し、[確認]をタップ。
メールアドレスはGmailなど、キャリアメール以外のアドレスを利用したほうがベターです(フィルタで登録確認メールが受信できないことが多いため)。
設定したメールアドレス宛てに、LINEから上のような登録確認メールが届きます。
認証番号が記載されていますので、これをLINEに入力します。
LINEに戻ったら、先ほどの認証番号を入力して[登録する]をタップ。
認証番号が届かない場合、迷惑メール設定にかかっていないかを確認しましょう。また、[認証番号再送信]メニューから再送信などもおこなえます。
登録が完了するので、[確認]をタップします。
登録後も、メールアドレス変更や登録解除、パスワードの変更などがおこなえます。
変更や解除だけでなく、新端末でのLINEログイン時にパスワードの入力が必要となるので、忘れないように必ずメモなどを残しておきましょう。
1-3. Facebook連携する(Android・iPhone共通)
LINEでFacebook連携をおこなうと、LINEのトークで友だちに送ったメッセージやタイムラインに投稿した内容がFacebookにも投稿されてしまうのでは、と心配する人もいるかもしれません。しかし、LINEのFacebookアカウント連携で扱う情報は名前、Facebook ID(メールアドレスなど)、プロフィール画像のみとなり、そうした心配は無用です。
なお、すでにメールアドレス登録をしてある人は、基本的にアカウントの引き継ぎに際してFacebook連携をおこなう必要ありません。ただ、メールアドレスによる新端末でのLINEログインがうまくできない場合に、Facebook連携をしてあれば救済策になるので、差し支えなければ連携しておくのもアリでしょう。
まず、LINEアプリの「その他」から[設定]→[アカウント]と進みます。
[Facebook(連携する)]の項目をタップします。
Facebookアプリが起動するので、Facebookに登録しているメールアドレスとパスワードを入力し、Facebookにログイン(Facebookアカウントで)します。
LINEがFacebook連携によって、(Facebookの)メールアドレスなどを利用することの確認が表示されます。
問題なければ、[OK]をタップ。
これで、Facebook連携が完了します。Facebookの項目は[解除]の表示に変わっています。
連携の解除も、このボタンをタップして随時おこなえます。
ただし、LINEで電話番号による認証をしていない場合は、LINEアカウントはFacebookアカウントのみに紐づいている状態です。
この場合、Facebook連携は解除できないので注意しましょう。
1-4. 2段階認証(アカウント引き継ぎ許可)を設定する(Android・iPhone共通)
機種変更で電話番号が変更となるユーザー、またはFacebook認証(ログイン)でLINEを利用していて機種変更するユーザーは、旧端末で事前に「アカウント引き継ぎ設定」が必要になりました。
LINE、アカウント引き継ぎ方法を一部変更 機種変更時に旧端末での「許可」が必要に
設定の手順は、機種変更前のLINEで「その他」から[設定]→[アカウント引き継ぎ設定]と進んだら、[アカウントを引き継ぐ]の項目をオンにします。設定後、24時間以内にアカウントを引き継がなかった場合は再度、許可設定が必要です。
「必要な場合以外は絶対に設定を変更しないで下さい」と記載されていますが、要は向こう24時間、あなたのメールアドレスとパスワードを知っている悪意の第三者にログインを許す状態になるため、みだりに設定をいじらないよう、こうした表現となっています。
上記の条件下(電話番号変更とFacebookログイン)で機種変更時に必要な場合は、特段気にすることなく設定をオンにして大丈夫です。設定をオンにしても、すぐに手動でオフにすることもできます。
1-5. トーク履歴をバックアップする(Android・iPhone別)
ここでは、新端末のLINEでトーク履歴の復元はおこなわない(引き継がない)ケース、もしくは異なるOS(iOS/Android)間での機種変更を前提として、テキスト形式のファイルとしてトーク履歴を保存する方法を紹介します。方法はAndroidとiPhoneで少し違います。
なお、アカウントだけでなく、トーク履歴も新端末へ引き継ぎたい場合は、後述の「トーク履歴も引き継ぎ、元通りに復元したい場合」を参照。
Android版LINEで保存する方法
これまでのトークから、履歴を保存したいトークを選んで開きます。
トーク画面右上にある[V]マークから、各種メニューを表示させ[トーク設定]をタップ。
トーク設定の画面で[トーク履歴をバックアップ]をタップします。
ここでは、[テキストでバックアップ]を選んでおきます。
共有に使いたいアプリをタップ。
メール以外も選ぶことができますが、例として一般的な「Gmail」を選択します。
Gmailアプリのメール作成画面に移行し、トーク履歴がテキストファイルとして添付されます。
ファイルを送りたいメールアドレスを入力して送信(または下書き保存)すれば、トーク履歴の保存は完了となります。
また、Evernoteのようなアプリにトーク履歴を保存するのも便利です。
先ほどの手順の[トーク履歴をバックアップ]をタップ後、共有アプリに[Evernoteに追加]を選んでみましょう。
すると、Evernoteのノートにテキストファイルが添付される形で保存されます。添付ファイルの[:]ボタンをタップし、[表示]を選択して閲覧できます。
トーク履歴は、テキストビューアを通じて確認することになります(ここではHTMLビューアを利用)。
このように、テキストベースのトーク履歴が保存できます。
残念ながら、スタンプや写真などの保存や閲覧はおこなえません。
iPhone版LINEで保存する方法
iPhoneのLINEでトーク履歴を保存するのも、Androidの手順と基本的には変わりません。
これまでのトークから、履歴を保存したいトークを選んで開きます。
トーク画面右上にある[V]ボタンから、各種メニューを表示させ[設定]をタップ。
[トーク履歴を送信]をタップすると、[メールで送信][その他アプリ]のメニューが表示されます。
メールで送りたければ[メールで送信]、Evernoteなどで保存したければ[その他アプリ]をタップします。
[メールで送信]を選ぶと、iPhoneのメール作成画面に移行。トーク履歴のテキストファイルが添付された状態になります。
ファイルを送りたいメールアドレスを入力し送信(または下書き保存)すれば、トーク履歴の保存は完了。
また、[その他アプリ]を選ぶと、別の共有できるアプリが表示されます。
たとえば、[Evernote]を選択してみます。
すると、Evernoteのノートにテキストファイルが添付される形で保存されます。
添付ファイルをタップするだけで、テキストでのトーク履歴を確認できます。
ただし、スタンプや写真、アルバムなどのデータの保存・閲覧はできません。
スクリーンショットとLINE Keepを活用する方法(iPhone/Android共通)
ここまでは、トーク履歴をテキストベースでバックアップする方法を紹介しました。しかし、スタンプなどは表示できず、LINEトークのデザインも失われるため、ちょっと寂しい形で保存されることになります。そこで、発想を転換。トークの思い入れのある「やりとり部分」についてスクリーンショット(スクショ)を撮影しておけば、そのままのイメージで残せるはずです。
ここでは、スクショをLINE Keepに保存する方法をトーク履歴のバックアップ&引き継ぎ術の一つとして提案します。
まず、保存したいトークの部分を表示させ、スクリーンショットを撮影します。通常、iPhoneでは「ホームボタン+電源ボタン」、Androidでは「電源ボタン+音量下げボタン」を同時押しすると撮影できます。
iPhoneでスクリーンショットを撮る方法まとめ──無音撮影、ページ全体が撮れるアプリ、できない時の対処法まで
Androidスマホでスクリーンショットを撮る方法──ページ全体をキャプチャできるアプリやNow on Tapによる撮影も
スクショはこの時点で撮影した端末(旧端末)に保存され、カメラロール(ギャラリー)から閲覧することができます。続いて、これをLINEのKeep(キープ)に保存しておけば、新端末にLINEを引き継いだ後も、すぐに確認することが可能になります。
友だちリストから自分を選んで、プロフィールポップアップから[Keep]をタップします。
Keepの画面が開くので、[+]ボタンをタップ。
Keepにスクショをアップロードするため、メニューから[写真を選択]をタップします。
保存したいスクショ画像を選択し、[選択]ボタンを押します。
Keepにスクショがアップロードされます。ファイル名はリネームできませんが、タグ付け機能などを活用して整理するのもよいかもしれません。
LINEアカウント引き継ぎ後の新端末でも、LINEのKeepメニューからいつでもトーク履歴(スクショ)を閲覧できるというわけです。
なお、LINEのキープ機能についての詳細は、下記の特集で解説しています。
LINEのKeep(キープ)機能の使い方:写真や動画、ファイルなどをLINE内に保存できるストレージ
1-6. トーク履歴も引き継ぎ、元通りに復元したい場合
トーク履歴を新端末へ元通りに引き継ぎ・復元できるのは、iPhone同士またはAndroid同士の機種変更時に限られ、特にAndroidでは作業も複雑でハードルが高くなっています。トーク履歴も引き継ぎたいという人は、下記の特集を参考にしてください。
機種変更時にLINEのトーク履歴を引き継ぎ、元通りに復元する方法(iPhone・Android対応)
iPhoneの機種変更時にデータ移行(復元)する方法まとめ──iTunes/iCloud経由や、AndroidからiOSへ引き継げるアプリ「Move to iOS」の使い方も
2. 【機種変更後】新端末のLINEにログインしてアカウントを引き継ぐ
新端末にLINEをインストールし起動したら、新規登録ではなく、旧端末で登録したメールアドレスとパスワードでLINEへログインします。ログイン後は、PINコード入力、端末の電話番号認証をおこなえば引き継ぎ完了です。
また、旧端末においてFacebook連携をしていれば、電話番号認証のステップなどが省かれ、ログイン後の作業はより簡潔です。LINEへのログインの際に「Facebookログイン]を選択し、Facebookアカウントでログインするだけで引き継ぎできます。
なお、新端末のLINEにログインすると、旧端末ではLINEを利用できなくなります(※ただし24時間以内であれば、旧端末で同じアカウントを利用できるようになりました)。
2-1. メールアドレス・パスワードでログイン(Android・iPhone共通)
LINEを新端末にインストールしたら、さっそく起動します。
[ログイン]をタップ。[新規登録]ではないので要注意。
旧端末で登録したメールアドレスとパスワードを入力します。
「確認」ボタンをタップ。
旧端末でLINEが使えなくなり、(バックアップをとっていない)トーク履歴が削除される旨の案内が表示されます。前章で述べてきたような、旧端末における引き継ぎ準備ができていれば[確認]をタップします。
この時、旧端末のLINEへ公式アカウント(LINE)から「他のスマートフォンであなたのアカウントが使用されようとしています」というメッセージが届きますが、もちろん自分で操作していることなので、そのまま手順を進めましょう。
2-2. 電話番号で認証をおこなう(Android・iPhone共通)
電話番号認証の画面に移ったら、端末の電話番号を入力し「次へ」をタップ。
電話番号が変わった場合は、新しい電話番号を入力しましょう。
SMSで認証番号を取得して入力するか、音声通話による認証をおこないます。
4ケタの認証番号を入力し、[次へ]をタップします。
2-3. 2段階認証(アカウント引き継ぎ許可)をおこなう(Android・iPhone共通)
機種変更で電話番号が変更になる場合には、旧端末で事前に「引き継ぎの許可」設定をおこなっていないと(設定がオフ)、上掲のような画面が表示されます。
旧端末がまだ使える時は、旧端末のLINEの「その他」から[設定]→[2段階認証]と進み、[アカウントを引き継ぐ]の項目をオンします。その後、新端末のLINEで[続行]をタップすればOKです。
もしくは、新端末のLINEで[認証コードを受け取る]を選択し、旧端末のSMSやLINEで受け取った認証番号を新端末のLINEで入力することにより、引き継ぎを進めることも可能です。
すでに旧端末が使えない場合は、[上記の方法が利用できない場合]を選択し、LINEに登録してあるメールアドレスを入力します。
(新端末で)そのメールアドレス宛てに認証URLが届いたら、タップして本人確認をします。
再度、LINEを開いて[アカウントを引き継ぐ]ボタンを選択し、引き継ぎを進められます。
2-4. 友だち追加と年齢認証に関する設定(Android・iPhone共通)
続いて[友だち自動追加]と[友だちへの追加を許可]のON/OFFを設定します。
LINEの「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」の違い
後からでも設定できるので、すぐに判断できかねるなら、とりあえず両方チェックを外しておけば問題はないでしょう。画面最下部の[確認]ボタンをタップ。
ID検索を利用するための年齢確認の案内が表示されるので、必要に応じておこないます。
後からでも確認はできるため、[スキップする]をタップして引き継ぎは完了です。
この時点で旧端末のLINEが使えなくなる
LINEではPC・タブレットとの併用を除いて1アカウント1端末の方針を採用しており、同一アカウントに複数のスマートフォンから同時にアクセスすることはできません。
このため、アカウント引き継ぎにおいて新端末のLINEで年齢確認のステップが完了すると、旧端末のLINEは上掲のような表示に切り替わり、旧端末では同アカウントでLINEが利用できなくなります。
2-5. 購入したスタンプ・着せかえを復元する(Android・iPhone共通)
旧端末で利用していたスタンプは、再ダウンロードが必要です。
LINEの「その他」から[設定]→[スタンプ]→[マイスタンプ]と進みましょう。
マイスタンプの画面で、これまで購入したスタンプが表示されます。個別または一斉に再ダウンロードが可能です。
購入済みの「着せかえ」に関しても、LINEの「その他」から[設定]→[着せかえ]→[My着せかえ]と進んで、スタンプと同じように再ダウンロードをおこないます。
2-6. Facebook認証でログインする場合(Android・iPhone共通)
まず、旧端末のLINEでFacebook連携していることが前提です。
新端末のLINEを起動したら、最初の画面で[ログイン]をタップします。
[Facebookログイン]のボタンをタップします。
Facebookアカウントのメールアドレスとパスワードを入力し、[ログイン]をタップ。
旧端末でLINEが使えなくなり、(バックアップをとっていない)トーク履歴などが削除される旨の案内が表示されます。
[削除して認証する]をタップします。
Facebook認証(ログイン)のみでLINEを使っていて機種変更する場合には、旧端末で事前に「引き継ぎの許可」設定をおこなっていないと(設定がオフ)、上掲のような画面が表示されます。
旧端末がまだ使える時は、旧端末のLINEの「その他」から[設定]→[2段階認証]と進み、[アカウントを引き継ぐ]の項目をオンします。その後、新端末のLINEで[続行]をタップすればOKです。
もしくは、新端末のLINEで[認証コードを受け取る]を選択し、旧端末のSMSやLINEで受け取った認証番号を新端末のLINEで入力することにより、引き継ぎを進めることも可能です。
すでに旧端末が使えない場合は、[上記の方法が利用できない場合]を選択し、LINEに登録してあるメールアドレスを入力します。
(新端末で)そのメールアドレス宛てに認証URLが届いたら、タップして本人確認をします。
再度、LINEを開いて[アカウントを引き継ぐ]ボタンを選択し、引き継ぎを進められます。
ID検索を利用するための年齢認証の案内が表示されるので、必要に応じておこないます。後からでも認証はできるので、[スキップする]をタップすれば引き継ぎは完了です。
スタンプや着せかえの復元は、前述(メールアドレスによる引き継ぎ時)と同じ手順でおこなえます。
3. 引き継ぎできない/失敗した時の対処法(Android・iPhone共通)
LINEの引き継ぎができない、あるいは失敗してしまっても、以下にまとめたような対処を適切におこなえば、データを失わずに解決できることがあります。あきらめずに、トライしてみましょう。
3-1. ログインできない場合(パスワード/メールアドレス忘れ)
新端末へのログイン時には、事前に旧端末で登録したメールアドレスとパスワード、さらにPINコードが求められます。これらを忘れてしまい、ログインできないことがよくあります。
メールアドレスがわからない場合
解決策1:Facebookアカウントによる認証でLINEにログイン
これまで使っていた端末(旧端末)のLINEで「Facebook連携」が済んでいる場合は、メールアドレスが使えなくても、FacebookアカウントによってLINEにログインすることが可能です。
解決策2:登録メールアドレスを変更・確認する
旧端末がまだ使えれば、LINEのメールアドレス登録をやり直してみるという方法があります。まだメールアドレス自体を登録していなかったという場合でも、ほぼ同じ手順でメールアドレス登録をおこなうことができます。
パスワードを忘れてしまった場合
解決策1:ログイン画面からパスワードを再設定する
旧端末のLINEでメールアドレスとパスワードの登録が済んでいるものの、パスワードがわからなくなってしまった時は、新端末でログイン画面からパスワードを再設定しましょう。
解決策2:Facebookアカウントによる認証でLINEにログイン
パスワードを登録していなかった場合は、当然ですがメールアドレスを登録していなかった時と同じ対処法、すなわちFacebookアカウントによる認証によってLINEにログインする方法があります。
具体的な手順については、下記の特集で詳説していますので、参考にしてください。
LINEの機種変更で「ログインできない」時の対処法まとめ──パスワード・メールアドレス忘れ、電話番号エラーなど
3-2. 電話番号による認証ができない場合
とりあえず試したい応急処置として、「少し(1日程度)時間を置いてから再度ログインしてみる」「アプリまたは端末の再起動」「アプリのアンインストールと再インストール」といったことが挙げられます。
これらで解決できない時は、LINEへ直接問い合わせるのが近道。公式ヘルプセンターから「問題報告フォーム」へ進み、自分の利用環境やエラー内容を詳しく伝えましょう。返事を約束できるものではないとされていますが、解決に努めてくれる可能性があります。
具体的な手順については、下記の特集で詳説していますので、参考にしてください。
LINEの機種変更で「ログインできない」時の対処法まとめ──パスワード・メールアドレス忘れ、電話番号エラーなど
3-3. 友達リストが消えた? 復元のために試したい対処法
ログインおよび電話認証できたにもかかわらず、新端末でLINEを起動したら「友達リストが消えていた…」という報告が時折みられます。アプリまたはOSできちんと処理できなかったことが原因と考えられますが、これもケースバイケースで細かい検証は困難です。
アプリを再インストールしてみる
旧端末においてメールアドレス登録またはFacebook認証が完了しているなら、LINEアカウント自体は使えます。
そこで、新端末で友だちリストが消えてしまっている状態のまま、いったんLINEアプリをアンインストールし、再びインストールし直してからログイン作業をやり直すことで復元できることがあります。
Androidなら、Google PlayでLINEのページにアクセスすると[アンインストール]ボタンが表示されているので、これをタップしてアンインストール。その後、[インストール]ボタンに切り替わったら、LINEを再インストールしましょう。
iPhoneなら、ホーム画面でLINEアプリを長押しして表示された×印をタップすることでアンインストール。App Storeから再びLINEアプリをインストールします。
アプリ再インストール後のログイン手順は本稿2章で紹介している通りです。
3-4. 購入済みアイテム(スタンプやコイン等)が引き継げない場合
LINEのアカウント引き継ぎに失敗してしまった場合でも、問い合わせることでアイテム移行に対応してもらえる場合があります。LINEアプリのインストールを完了してから、下記よりLINEへ申請しましょう。
引き継ぎ可能なのは、LINEスタンプと着せかえを利用する権利(プレゼントスタンプを含む)、課金アイテムの購入履歴やコイン残高、LINEストアから購入したクレジット残高です。申請では、発生した問題の状況や消失したアイテム名をはじめ、LINEに登録したことがある電話番号やメールアドレスなどを報告します。
ただし、異なるOS間(iPhone→Android、Android→iPhone)では、もともとコイン残高を引き継げません。また、友だちやトーク履歴、グループのデータなどの移行は依頼できないので、その点は注意が必要です。