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<性的少数者>憲法尊重、理解促す 自民基本方針

毎日新聞 4月27日(水)20時19分配信

 自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」(古屋圭司委員長)は27日、LGBTなど性的少数者への差別解消に関する党の基本方針をまとめた。憲法で同性間の婚姻を認めていないことを尊重したうえで、多様性を受容する社会を目指す。基本方針に基づきLGBTの理解促進に向けた議員立法を目指すことも確認した。

 基本方針では「婚姻は両性の合意のみに基づき成立する」と定め、同性婚を容認していない憲法24条や現行法を尊重したうえで、理解を促すための施策を講じると定めた。自民党は近く、基本方針に沿って法案を公明党と共同でまとめたい考えだ。自民党内の保守派の意見を踏まえ、LGBT差別の禁止や罰則などは盛り込まない理念法とする意向だ。

 LGBTを巡っては、馳浩文部科学相(自民党)が会長を務める超党派の議員連盟が、LGBT差別禁止法案の提出を目指している。【加藤明子】

最終更新:4月27日(水)20時19分

毎日新聞

古屋圭司

古屋圭司(ふるやけいじ)
所属院 選挙区 政党:
衆議院 岐阜県5区 自民党
プロフィール:
1952年11月1日生 初当選/1990年 当選回数/9回

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