米FRB 政策金利の追加利上げを見送り
アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は金融政策を決める会合を開き、海外の景気減速の影響や金融市場の動向をもうしばらく見極める必要があるとして、今回も、政策金利は現状のままで据え置き、追加の利上げは見送ることを決めました。
FRBは、27日までの2日間、金融政策を決める会合を開き、終了後、発表した声明で、アメリカ経済について、雇用は一段と改善したものの、全体として「いくぶん減速した」という慎重な判断を示しました。また、ことしに入ってからの急速な原油安や株安などの不安定な動きはひところより落ち着いたものの、「海外経済や金融市場の動きをなお注視している」と指摘し、もうしばらく影響を見極める必要があるという認識を示しました。
このため、FRBは、去年12月にゼロ金利政策を解除して9年半ぶりに引き上げた政策金利について、今回も現状のまま据え置き、3回連続で追加の利上げを見送ることを賛成多数で決めました。
一方、次の利上げの時期については、今回の声明では、具体的な方向性は示されませんでした。ただ、FRBからは、ことしは2回程度の利上げを行う意向が示されていることから、市場では、早ければ次回6月の会合での利上げもありうるという見方が出ています。
アメリカ経済は、雇用が拡大している一方で、このところ個人消費や企業の設備投資がやや勢いを欠き、今後、どれだけ指標が上向いていくかがFRBの利上げ判断を左右することになります。
このため、FRBは、去年12月にゼロ金利政策を解除して9年半ぶりに引き上げた政策金利について、今回も現状のまま据え置き、3回連続で追加の利上げを見送ることを賛成多数で決めました。
一方、次の利上げの時期については、今回の声明では、具体的な方向性は示されませんでした。ただ、FRBからは、ことしは2回程度の利上げを行う意向が示されていることから、市場では、早ければ次回6月の会合での利上げもありうるという見方が出ています。
アメリカ経済は、雇用が拡大している一方で、このところ個人消費や企業の設備投資がやや勢いを欠き、今後、どれだけ指標が上向いていくかがFRBの利上げ判断を左右することになります。