読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

てんちょー日誌

読書感想の記事が多いです。ほかにはFXの話。私は間も無く28歳、結婚式目前です。

飲食店のスタッフマネジメントに悩む店長達へ

まじめに 仕事の話
社内での研修資料用に私の店舗マネジメントを整理することが必要になった。
稚拙ながら、私のマネジメント理論をさらすことで少しでもマネジメントに悩む方の参考になれば幸いである。
 

スタッフマネジメントの大前提

「スタッフは自らの欲求を理解していない」

たとえば、いくら稼ぎたいか。いくらあれば思い描く生活ができるかをわかっていない。

自分は何がしたいか。どんな作業・状況を好み、どんな作業・状況を嫌うか。

何ができるのか。得手不得手。

 

これらのことを最初から理解してる人は少ない。

彼らの自己分析を手伝い、少しでも多くの店でより深く彼ら個人を理解することが必要である

なぜならば、「お店の目標とスタッフ個人の目標を重ねること」がスタッフマネジメントで最重要なことである。から。

 

お店の目標と個人の目標を重ねることさえできれば、

スタッフマネジメントの7割は終えている。

 

ではそのために、どうすればいいのか?

 

大前提の共有から始める

前提の共有つまり、認識の共有はコミュニケーションに不可欠である。

人は各々の視点から物事を見ている。

人によってどれぐらい違うかというと、

「同じ建物をみて、Aさんは四角だといい。Bさんは三角だという。」

なぜそんなことが起こるのか?

答え、見ている位置が違ったから。正面から見ると四角に見えるが、横から見ると三角に見える建物だった。

 

ほかにも、「全面ガラスばりの建物で、三角形が組み合わさった幾何学模様の窓と、正方形のフォルムが、印象的な建物」を見たときに人は、この建物をどんな建物と認識するだろうか?

Aさんは「ガラス張りの建物」

Bさんは「三角形の窓の建物」

Cさんは「正方形の建物」

彼らの会話はかみ合うことがあるだろうか?

少なからず時間がかかるであろう。

 

前提や認識の共有の目的は、上の例でいうなら、

「建物の話をするときは住所で示そう」とか「ビル名で話そう」などということをあらかじめ決めておくことで、話を噛み合わせるようなものである。

※少し、ずれている気もするが、ここでは人によって物事のとらえ方が違うことを強調することを優先する。

 

では、どのような前提をスタッフと共有するとマネジメントしやすくなるのか?

 

①お店(組織)の大前提

「お店の存在意義=お客様を満足させること。喜ばせること。」
 
「仕事とは=顧客満足(ポジティブな影響を与えてこと)の対価として報酬を得ること」
※もし対価をもらわなければ「ボランティア=無償で他人に奉仕すること」
※もしなく顧客に不満(ネガティブな影響)を与えて報酬を得たら「詐欺=相手をだまして金品を得ること」
※もしどちらもない場合「異常者」
 
「利益とは=組織が生存するための必要不可欠なものである」
※人間においては、水や空気のようなもの
「利益を生む(生存しつづける)ためには=ムリ、ムダ、ムラをなくすこと」
※従業員の労働力の搾取などムリがあれば長期的継続は不可能である。
※「ムダとは=顧客満足のために役立っていないこと(経費・作業等)」
※ムラは、ムリやムダを生み出すからなくすべきもの。
 
【お店(組織)とは、存在意義を満たす限り、生存を許される(もしくは生存すべき)】
※「存在意義を満たす=社会の役に立っている」から「社会に生存を認められる=利益を得ることが認められる」
 
 
②$個人における大前提
共有より、私が人ってこういうものだと思うから、こういう風に接して行きます。という宣言に近い。
これを共有することで、スタッフとの接し方に一貫性が生まれ、信頼を気づきやすくなる。
また、共有したことを前提にすると叱り安くなる。
 
私の持っている大前提「人間とは=基本的欲求(3大欲求や衣食住)が満たされたあとは、自己実現を求める」
 
私の個人的価値観
「人生=時間・今の積み重ね」
「人を雇う=人の人生の一部をもらうこと」
【人の人生をもらう以上、私も相手の人生に貢献する必要がある】
 
では、どのような貢献が必要か。どのような貢献ができるか。
貢献における大前提
「労働条件のすり合わせは、仕事における基本的欲求をみたすものであり、ここの納得がなくてはその他のことは意味がない」
 
貢献1.今この瞬間を幸福に
「人生=今の積み重ね」であると考えるので
「幸福な人生=幸福な今の積み重ね」だともいえる。
少しでも、勤務時間(スタッフからもらっている人生)において幸福を感じてもらう。
※例)仕事にやりがいを感じてもらう。自分の好きだと思える職務を中心に行ってもらう。
 
貢献2.個人の目標達成への協力(自己実現への協力)
個人の長期的目標の実現に向けて、職務内容で協力できることは優先する。
※ただし、飲食業においては主に学べることは「接客」「人をまとめる・教育する(マネジメント」であり、
 この職務で学んだことがいかに相手の目標実現に役立つかを伝える。応用できるように教える。
個人の目標とは、仕事のキャリアにおける目標でなくても構わない。
自分自身がどのよう人になりたいかでも構わない。
 
キャリア目標も人間的目標も定まらないスタッフには、
まずは今の職務で「貢献を認められたり」「感謝される」とう体験をとおして自己実現欲求を満たしもらうとともに、
成功体験を積み重ね、セルフイメージを高め、当人が自ら目標設定できるようになることを手伝う。
 

最後に

長くなってしまったが、少しでも役に立てば幸いです。

飲食店の店舗運営のことをまとめていけたらと思います。