<塩釜港>クロマグロ 2カ月早く初水揚げ
宮城県塩釜市の塩釜港で26日、巻き網運搬船によるクロマグロの水揚げが今シーズン初めて行われた。市魚市場には147本(13トン)が並び、昨年より2カ月も早い水揚げに日本有数のマグロ基地は活気づいた。
入港したのは八戸市の第26惣宝丸(375トン)。東京・八丈島周辺の海域で漁獲した重さ70〜100キロのクロマグロを運んできた。入札では高値で1キロ約5500円、平均約1900円の値が付いた。
船長の村上茂さん(60)は「この時季にマグロが捕れるのは海水温が高い影響かもしれない。水揚げするんだったら塩釜。ブランドがありますから」と話す。市場関係者は「はえ縄船によるマグロの水揚げも好調で、このまま推移してもらいたい」と期待した。
2016年04月27日水曜日