一流のビジネスマンは“予定のない休日”をどう過ごしているか
いよいよゴールデンウィークですが、予定は決まっていますか? とくに用事がない方もいると思いますが、ダラダラと過ごしていたらいつの間にか休みが終わってしまっていた、なんてことは避けたいですよね。そんな事態を防ぐために、一流の人たちは用事のない休日をどのように過ごしているのかをまとめました。
- スピーカー
- 株式会社 Campus for H 取締役副社長 石川善樹 氏
スタンフォード大学 医学部睡眠・生体リズム研究所 客員講師 西多昌規 氏
メンタリスト DaiGo 氏
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Googleが社員にすすめるのは健康づくり
株式会社Campus for H取締役副社長石川善樹氏は、Googleの社員教育で実践されている3つのことを紹介しました。休みの日にすべきことは、溜まった仕事やスキルアップではなく、健康づくりなのかもしれません。
長く確かに働くために、グッドからグレートな社員になるためには、見るべきKPIは「血糖値」なんですね。
(中略)
血糖値が低下すると集中力が落ちたり、クリエイティビティも落ちたり。他人への共感力も落ちるので、すぐイラッとしたりして良くない。それで、宇宙飛行士が宇宙空間で働くために「血糖値をコントロールしよう」というのがNASAの結論なんです。
その研究成果を徐々に企業にも活かすようになってきていて、血糖値をコントロールするために一番大事になってくるのが「食事をとるタイミング」です。大体3、4時間に1回は何か食べたほうがいいんですね。
Googleでほかにやっているのは「睡眠の指導」というのもあるんですね。
睡眠って、時間はあまりとれなくてもクオリティを上げることがすごい大事だと。そのために彼らが一番に言ってるのは「起きる時間を一定にする」ということなんですね。これは「平日も休日も起きる時間を一定にする」ことが大事です。
人生をちゃんと生きるためには、寝るということと、体を動かすこと、料理すること。「Cook」「Move」「Sleep」というのが大事なんです。
「Cook」「Move」「Sleep」が現代のビジネスパーソンの3大必須スキルだというところに結局Googleは行き着いたんですね。そのためのプログラムというのをやっていて、今はその評価をやっています。
引用元 プログラミングよりも健康づくり? Googleが社員に求める3大必須スキルとは
適度に運動し、次の休みを考える
スタンフォード大学で客員講師を務める西多昌規氏が、面白法人カヤックが開催した「正しいサボり方研修」に登壇。科学的な視点から、休みの日にどのように過ごすべきかについて語りました。
体を動かすと疲労因子と疲労回復因子が生成されるが、多少動いたほうが回復因子が生成される。だから、動いたあとは軽く整理運動とか。ダメ押しというわけではないですけど、軽くやっぱり動かしたほうがいい。
例をいうならば、週末、「ああ、今週は疲れた」と。もう十分テレビを見て、寝そべって、微動だにしない。そんなことをしてはダメだと。多少は動きましょうと。買い物ぐらいには行きましょう。そういうことですね。
「いかに休みを計画的に取るか」ということが大事だと思うんですね。
自分の経験からもそうですけれど、「平日に休みのことを考えようかな」と。とても、そんな余裕はなくなって、休みのことを考えられなくなる、月曜日に入ってしまうと。前の職場では、僕も、日曜の昼ぐらいからかなりうつ状態でした。もうサザエさん症候群かなと。
自分がどれだけできたかわからないですけど、「休みの時に次の休み」を考える。別に「旅行の計画を立てろ」と言っているわけではないですが、休みを前向きに考えていこうと。休みを考えるには、平日の疲れたところだとよくない。
引用元 仕事中毒も依存症の一種–スタンフォード大学講師が教える正しいサボり方
平日に怠けておくことも重要
メンタリストのDaiGo氏が提案するのは、平日に1日のなかで1~2時間くらい「怠けタイム」を導入すること。どんなに忙しくても毎日2時間の怠けタイムを導入することで、休みの日に1日ゴロゴロするということを避けることができるそうです。
今日1日頑張ったんだから、ちょっと怠けてもいいじゃないかって感覚が働くわけですよ。それは抑えることができないんです。だからあえて、怠ける時間を作っておくわけです。
そうすると自分がどんなにいいことをしていても、今日すごいがんばった、と。だから明日は怠けてもいいやって1日潰してしまうのではなく、今日すごいがんばったから今日の怠けタイム、例えば1時間とか2時間とかを設定するんですけれど、今日の私の1時間の怠けタイムには、自分の好きな映画を観ようとか、普段あんまりテレビ見ないけど、お笑いの番組を見ながらゴロゴロしちゃおうとか、その1時間で今日はちょっとビール飲んじゃおうかなって、いいことをしたあと、必ず自分でコントロールできるレベルの怠けタイムを作っておくわけですよ。
そうするとどうなるかというと、今日はめちゃくちゃがんばった、でもちゃんと今日も怠けた。だからじゃあ明日も頑張ろう。そして明日も怠ける。毎日毎日頑張っていけるようになるわけですね。
怠けタイムをつくらないと、1日頑張ったから今日丸1日つぶれてしまうところを、1時間ないし2時間の怠けタイムを使うことによって1日つぶれてしまうことを、予防することができるわけです。
だから、毎日必ず無意味な時間とか、自分の目標とか仕事とはまったく関係ない怠ける時間を、必ず1~2時間作ることを習慣にしてみてください。
引用元 「怠けタイム」導入で休日の時間をムダにしなくなる メンタリストDaiGoの心理テクニック
ゴールデンウィークに旅行に行ったり、仕事に明け暮れたりする方もいると思いますが、とくに予定がない方は今回ご紹介した休日の過ごし方をぜひ参考にしてみてください。