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 他局の報道番組と違い、経済を切り口にした客観的なデータを見ながら報道するのが私たちのスタンスです。視聴者の方に、自分の生活が経済に直結していると少しでも思ってもらえるように心がけています。

 経済はとっつきにくいと思われがちですが、自動販売機にお金を入れてボタンを押す、それだけでも経済行為。何かを交換するだけで経済は成り立つわけで、身近なところから流れを示せるのが理想ですね。

 どのニュースを取り上げるかの最終判断は、当日のデスクやプロデューサーがします。私はオンエアに向けた最終的なフィルター。VTRや原稿を一言一句確認し、少しでもひっかかるところがあればスタッフと話し合います。

 私たちの意図するものが正確に伝わるか、突き詰めていくのが私の仕事。終わった後も眠りにつくまで反省会で、自分で「よかった」と思うことはありません。メインキャスターになって2年が経ちますが、すべてのことに責任を持たなければいけないという緊張感は常にあります。

 ニュースの現場を見てみたいという素朴な理由から報道を志しました。大学時代、NHK「クローズアップ現代」のキャスターだった国谷裕子さんに憧れていたんです。