豊田通商も赤字転落へ 資源価格の低迷で
大手商社の「豊田通商」は、国際的に資源価格が低迷しているため、ことし3月期の決算でガスの開発事業などで損失を計上することになり、最終的な利益の見通しを350億円の黒字から一転、440億円の赤字に下方修正しました。
発表によりますと、「豊田通商」は、国際的に資源価格が低迷しているため、ことし3月期の決算でオーストラリアやカナダで手がけているガスの開発事業などで合わせて790億円の損失を新たに計上することになりました。これに伴ってことし3月期のグループ全体の最終的な利益の見通しを350億円の黒字から一転、440億円の赤字と下方修正しました。赤字は16年ぶりで赤字額は過去最大ということです。
記者会見で加留部淳社長は、「現時点で懸念のあるものについてはすべて出し尽くした。今後はこれまでどおり自動車関連の事業などに力を入れていくとともに、資源分野についても、黒字を出しているアルゼンチンでのリチウム開発事業などは引き続きしっかりと取り組んでいきたい」と述べました。
大手商社の間では、国際的な資源価格の低迷を受けて損失を計上する動きが相次いでいます。
記者会見で加留部淳社長は、「現時点で懸念のあるものについてはすべて出し尽くした。今後はこれまでどおり自動車関連の事業などに力を入れていくとともに、資源分野についても、黒字を出しているアルゼンチンでのリチウム開発事業などは引き続きしっかりと取り組んでいきたい」と述べました。
大手商社の間では、国際的な資源価格の低迷を受けて損失を計上する動きが相次いでいます。