ホクレン 生乳の一部で初の入札実施
生乳の取り引きの在り方が議論となる中で、北海道の生産者団体、ホクレンは21日、バターなどの原料となる加工向けの生乳の一部について、初めて入札を実施し、今年度の平均の乳価に比べて高い水準の価格がつきました。
生乳は、ホクレンなど全国に10ある生産者団体がほぼ独占的に酪農家から集めていて、乳業メーカーとの年に1度の交渉で乳価を決めています。
この方法については酪農家などの間に、価格の決め方が不透明だという意見もあることから、ホクレンは21日、道内の加工向けの生乳のおよそ1%に当たる3万トンについて、初めて試験的に入札を行いました。21日の入札には乳業メーカーから入札量の2倍以上に当たる6万3000トンの応札があり、落札価格は、1キロ当たりの平均で91.6円でした。これは、今年度の平均の乳価に比べて高い水準だということです。
ホクレン生乳共販課の篠永彰仁課長は「今回の結果を検証して、酪農家にとってプラスになると分かれば、引き続き入札を行うことを考えたい」と話していました。
生乳の取り引きを巡っては、国の規制改革会議が全国10の生産者団体がほぼ独占的に酪農家から集める今の仕組みを廃止すべきだとする意見書をまとめる一方、自民党は廃止に反対する決議を行うなど議論が続いています。
この方法については酪農家などの間に、価格の決め方が不透明だという意見もあることから、ホクレンは21日、道内の加工向けの生乳のおよそ1%に当たる3万トンについて、初めて試験的に入札を行いました。21日の入札には乳業メーカーから入札量の2倍以上に当たる6万3000トンの応札があり、落札価格は、1キロ当たりの平均で91.6円でした。これは、今年度の平均の乳価に比べて高い水準だということです。
ホクレン生乳共販課の篠永彰仁課長は「今回の結果を検証して、酪農家にとってプラスになると分かれば、引き続き入札を行うことを考えたい」と話していました。
生乳の取り引きを巡っては、国の規制改革会議が全国10の生産者団体がほぼ独占的に酪農家から集める今の仕組みを廃止すべきだとする意見書をまとめる一方、自民党は廃止に反対する決議を行うなど議論が続いています。