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【プロ野球】

G打線が藤浪に猛攻 6回の好機に一気4点で逆転勝ち

2016年4月27日 紙面から

阪神−巨人 6回表無死満塁、巨人・亀井(右)が右前に勝ち越しの2塁打を放つ=甲子園球場で(佐伯友章撮影)

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◇巨人5−3阪神

 巨人が2点を追う6回に5長短打を集めて逆転勝ちした。無死二、三塁から坂本の適時打とクルーズの適時打で同点。続く亀井が2点二塁打を放った。高木が7回途中2失点で2勝目。阪神は藤浪が6回に乱れたのが誤算だった。

 虎のエースを打ち砕いた。2点を追う6回だ。巨人は先頭の長野から5安打を集中し、5回まで1安打に封じられていた難敵藤浪から一気に4点を奪取。新体制初の甲子園を逆転勝利で飾り、貯金は今季最多の6に膨らんだ。

 「良い攻撃をしてくれた。なんとか、つないでつないで、という気持ちが出ていた」。高橋監督も納得の猛攻。藤浪には昨季2完封を献上した甲子園で、痛烈なお返しをお見舞いした。

 1番の長野からの3連打で1点を返し、クルーズの左前打で同点。締めは亀井だ。「ストライク(ゾーン)にボールが集まっていたし、ピンチでは真っすぐで押してきていた」。2球目の152キロを狙い打ち。右翼線への2点二塁打で試合をひっくり返した。

 『突然変異』の秘密を聞かれた指揮官は「それぞれが対応というか、工夫をしてくれた。常に甘いボールは積極的にいこう、という方針」とうなずいた。選手を『大人扱い』し、選手もその信頼に応える。由伸野球のエッセンスが凝縮された攻撃だった。

 指揮官にとっては、初めて敵地に乗り込んだ伝統の一戦。「甲子園の独特な雰囲気もありますけど、今年どうこうというのではないし、(昨季までと)変わらない」。自然体の『由伸巨人』が首位の座をガッチリと守った。 (井上学)

 

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