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へたのよこずき

生き神様

 

 

我が心の師、お東陽片岡画伯に少しふれよう。

 

以前のHPのときにも、そのお名前には何度かご登場いただいた。

(こんな素晴らしい芸術家が日本にもいるんだぞ!)という想いをひとりでも多くの人に伝えたいがためである。

 

私がこの、魂を震わすような珠玉の作品に出合ったのは5年ほど前だったろうか。

「されど私の人生」という、太宰治を彷彿させるようなタイトルに心奪われた。

ページを開いてみると、人生を懸命に生きる市井の人々の姿が四畳半ひと間の細かい畳の目とともに克明に描かれてい

る。

 

知らない人のために説明すると、画伯は「畳職人漫画家」とも「日本一貧乏くさい漫画家」とも言われている。

登場人物はマンションなどというシロモノとは程遠い、築40年を超すであろうボロアパートに住む人ばかり。

その人たちが織りなす人間模様は涙なくしては読めない・・・

 

こういう立派な作品を生み出す画伯の人間性ももちろん素晴らしい。

私が初めてマチュカ・バーに行ったときのふたりの美女の言葉が雄弁に物語っている。

マチュカのママ、西原麻知子さんと漫画家の宮本千愛さんだ。

 

画伯は「お風俗」をこよなく愛されている。

特に熟女ホテトルがお好きなようだ。

その前提でふたりの女性が訊いた。

「先生、お風俗行かれないときはどうされるんですか」の問いに、すかさず「オナニーしてます」との答。

それをふたりの女性は「清潔感がある」と絶賛したのである。

 

どうです。

普通ならセクハラで訴えられてもおかしくないところです。

それを画伯の人間性は清潔感に置き換えてしまう。

まさに21世紀に生きる釈尊のようではありませんか。

 

エベレストの頂上のごときはるかかなたですが、私も師の境地に一歩でも近づけるよう精進いたします。

 

 

 

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