お酒もお酒の席も大好き!だけどカロリーが気になっちゃう…。特に年末年始の忘年会、新年会シーズンは、ついお酒を飲みすぎて太ってしまったという方も多いんじゃないでしょうか。上司に誘われて、友達に誘われて、恋人や家族と一緒に、お酒はどんな人と飲んでも楽しめるということから、ついつい飲みすぎることも多くなってしまいますよね。
でも、本当にお酒って太るの?どれだけ飲めばどれだけ太るの?という疑問をお持ちの方、お酒は飲みたいけど太りたくない!という方、少しでもカロリーの低いお酒を飲みたいという方、そんなわがままな方のために、お酒のカロリーについて、また太らないお酒の飲み方についてまとめていきます。 お腹のお肉が気になる方、年と共に体重が減らなくなってきたという方は、ぜひ参考にしてみてください。
現在、日本にはたくさんのお酒の種類があり、好みは千差万別、ビールに始まり、ワイン、カクテル、梅酒、ウイスキー、ブランデー、焼酎、そして日本酒と、好みやその日の気分に合わせて、いろいろなものを楽しむことができます。
ではそれらのカロリーは一体どのくらいなのでしょうか。早速早見表にて確認していきましょう。
お酒の種類 | 100mlあたりのカロリー |
---|---|
ビール | 40キロカロリー |
ワイン | 70キロカロリー |
日本酒 | 100キロカロリー |
新式(乙類)焼酎 | 145キロカロリー |
梅酒 | 155キロカロリー |
旧式(甲類)焼酎 | 155キロカロリー |
ウイスキー | 235キロカロリー |
ブランデー | 235キロカロリー |
ジン | 284キロカロリー |
この表を見てみると、なんだぁビールってカロリー低いんだ!と思われる方が多いんじゃないでしょうか。私も最初はそう思いました。普段何気なく飲んでいる飲み物、例えば一般的なコーラで45キロカロリー、ジンジャエールが35キロカロリー、カルピスが46キロカロリー、コーヒー35キロカロリーとなっているので、それに比べてビールってそんなに太る飲み物じゃないように思えます。
しかし、これはあくまで100mlに対してのカロリー計算であり、一回の飲み会で飲んだ量ではありません。飲み会でビールを飲む時、あなたは平均何杯くらい飲みますか?逆に一日で飲むコーヒーの量はどのくらいでしょうか?
そこで、それぞれのお酒を何杯飲んだかで計算できるように、下の票に作り変えてみました。
お酒の種類 | 100mlあたりのカロリー |
---|---|
ビール 中ジョッキで1杯 | 170キロカロリー |
ワイン グラスで1杯 | 70キロカロリー |
日本酒 おちょこ1杯 | 30キロカロリー |
新式(乙類)焼酎 コップ1杯 | 145キロカロリー |
梅酒 コップ1杯 | 155キロカロリー |
旧式(甲類)焼酎 コップ1杯 | 155キロカロリー |
ウイスキー シングル1杯 | 70キロカロリー |
ブランデー シングル1杯 | 70キロカロリー |
ジン シングル1杯 | 80キロカロリー |
ビールを飲む際の中ジョッキは泡も含めて約350ml、一般的なコーヒーカップは約150mlと言われています。これで計算してみると、ビールをジョッキで3杯飲んだとき(1050ml=400キロカロリー)と同じカロリーをコーヒーで摂ろうとすると約7杯分になります。多くの方がジョッキ3杯のビールは簡単に飲めるけど、コーヒー7杯飲むのははきついんじゃなかろうかと思います。同様に、ビール3杯(1050ml=400キロカロリー)を目安に考えてみると、
となります。同じようにビールを5杯飲んだと仮定すると、
となります。一般的にビールはアルコール度数が約5%と低いため、ほどよく酔うためにはたくさんの量を飲まなければならず、日本酒だとアルコール度数が15%前後であるため、ちびちび飲んでもほどよく酔うことができます。
ジンやウォッカ、フルーツ系リキュールを炭酸飲料やウーロン茶、ミルクなどで割って飲むロンググラスカクテルは、ジュースのような味わいであるため、こちらもビール同様気づけば何杯もお代わりしてしまっているという方が多いのではないでしょうか。このロンググラスカクテルは割るものによってカロリーは変わってきますが、日本酒に換算するとおちょこでおよそ23杯分のカロリーになってきます。どっちか一種だけを飲み続けるという状況もあまりないかもしれませんが、カロリーを気にしながら酔うことができるお酒となればやはり日本酒がおすすめですね。
「お酒は太る」「ビールっ腹」などの言葉をよく聞くためか、お酒は太るもの、ダイエット時には避けるべきものだと考えている人が多いようです。しかしながら、お酒に含まれるカロリーは実はどの食べ物よりも代謝が早く、体の中からなくなってしまうのです。これを俗にエンプティーカロリーと言います。
お酒を飲むと体温が上がりますよね。あの熱量はお酒に入っているカロリーを消費している証拠で、お酒を飲んで何時間か経つと酔いが少し覚めているのも、お酒がエンプティカロリーであるからです。
また、お酒には体に大切な栄養素がほとんど入っていません。そのため、ほとんどそのまま外に排泄されるというのも、お酒が太らない理由になります。とは言いつつも、水分やその他小さなカロリーや栄養については吸収されるため、大量に飲んでしまうと太らないという保証はありません。太らないからと言って、ダイエット時にお酒を飲みすぎるのはやはりNGでしょう。
上記のように、お酒は太りにくい飲み物であることがわかっていただけたと思います。では、なぜお酒を飲むと太ると思われているのでしょうか。
答えは簡単です。
ズバリ、食べているからです!
お酒自身には太る要素はそれほどないのですが、お酒の席ではついつい高カロリーのものを食べたくなりますよね。実は、それこそがお酒の持っている太る要素なのです。飲み物の中には食欲を増進させる効果を持っているものがあり、アルコールもその一つです。お酒の席が楽しくてつい、誰かが頼んで美味しそうだったから、コース料理で次々に食べ物が出てきたから…、いろいろと誘惑があるようですが、一番の誘惑は体内アルコールからの食欲増進作用であるということを覚えておきましょう。
どうしてもカロリーが高いものが食べたい場合、焼き鳥や焼き魚などアルコールの代謝を助けてくれる食品にする、もしくはその他、豆腐やお刺身などでアルコール代謝の促進を図りながら、少量カロリーの高いものを食べるなどの食べ方、飲み方をするといいでしょう。また、しょうがやニンニク、お酢や唐辛子、きゅうりなど、食べ物の中にも食欲を増進するものがあります。体に良さそう、カロリーが低そうだからという理由で、酢の物やキュウリの浅漬け、キムチなどを食べると逆に食欲が増進される可能性もありますので、注意が必要です。
まぁ当たり前のことなんですけど、食べたら食べた分だけ太るよねという話。お酒は太らないからといって飲みすぎると、これまた太るよねということです。どれだけ飲んでも太らない、どれだけ食べても太らない、なんておいしい話はないということです。
ただ、適量であればジュースやお菓子を食べるよりもお酒は太らないので、程よく楽しみましょう!