【グルメ雑学】イタリアでクリスマスより盛り上がる「復活祭」と、定番スイーツ
イタリアで、クリスマスよりも盛り上がると言われている「復活祭」が3月~4月にかけてあることをご存知ですか。また、復活祭で定番となっているスイーツもご紹介します。
書き手:宮入香織
1982年東京渋谷区生まれ。学習院大学法学部政治学科卒。
イタリア(Venezia)のパティスリーMayer にて2年間修業、イタリア各地のドルチェを学ぶ。修業中同業者やお客様に小麦、白砂糖アレルギーが多いことに疑問を感じ、安全で安心なお菓子を提供したいという思いからマクロビオティックに興味を持ち、G-veggieにてマクロビオッティックを学ぶ。
2015年G-veggieインストラクター就任。
復活際とはご存じの通り、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日目に復活した事を祝うキリスト教の最も重要なお祭りです。
年によって日付が変わる「移動祝日」で、「春分の日あとの最初の満月の次の日曜日」が復活祭の日になり、キリスト教が盛んな国では翌日の月曜日も休日になったり、株式・債券市場などは復活際の前の聖金曜日、復活際後の月曜日もお休みになり、この日だけは仕事の事を忘れて家族みんなで楽しみます。
ナポリを代表する「パスティエーラ」
パスティエーラの由来は諸説有りますが、ナポリの修道女が作り始めたと言う説が有力です。 復活祭のシンボルになるようにと、白いリコッタチーズに芽をふく力強さを表す小麦粉を加え、新しい生命のシンボルである卵と、春の到来を感じさせるオレンジの花のエッセンスを加えて焼き上げたとのこと。
人魚の伝説
小麦粉は「富」、卵は「新たな生命」、砂糖は「パルテノペの甘い歌声」を意味しています。
パスティエーラのレシピ(材料)
<材料>
・タルト生地
薄力粉:400g
バター:150g
砂糖:150g
全卵:2個
塩::ひとつまみ
・フィリング
煮た麦の粒:300g
牛乳:500ml
レモンゼスト:1個分
バター:20g
砂糖:300g
リコッタチーズ:600g
バニラエッセンス:少々
卵黄:6個分
卵白:4個分
シナモンパウダー:ひとつまみ
オレンジフラワーウォーター:40g
塩:少々
パスティエーラのレシピ(作り方)
1)小麦粉はふるい、砂糖と塩を加え、小さく切ったバターとよく混ぜ合わせる。
2)パン粉状になった1に卵を入れ、練らずによく混ぜ合わせる。
*冷蔵庫で30分ほど生地を休ませる。
3)生地をのばし、タルト型にきれいに敷き詰める。 余った生地は表面の飾り用に取っておく。
フィリング:
1)水気を切った麦粒、牛乳、レモンゼスト、バター、砂糖大さじ1、塩を少々を鍋にいれゆっくりと煮立たせる。 時々混ぜながら大体の水分がなくなるまで火にかける。
2)1の水分がほぼ無くなったら、火からおろし冷ましておく。
3)卵白をしっかりと泡立てる。
4)リコッタチーズを漉し、バニラエッセンス、残りの砂糖を入れて混ぜる。
5)4に少しずつ卵黄を加えてよく混ぜ合わす。
6)シナモンパウダー、塩、冷ましておいた2を加え、更によく混ぜ合わせる。
7)オレンジフラワーウォーターを加えてよく混ぜ、泡立てておいた卵白を加えて混ぜ合わせる。
8)タルト型にフィリングを流し込む。
9)余った生地をのばし1cm幅に切り、タルト表面に飾り付けをする。
10)180℃のオーブンで約1時間焼いて出来上がり。
少々大変ですが、セイレーンの歌声を想像しながら楽しく作ってくださいね。
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