k10010499801_201604270639_201604270640.mp4

九州新幹線は、運転ができなくなっている熊本と新水俣の間で２７日に試験運転を行い、安全が確認されれば、午後にも１３日ぶりに全線で運転を再開することにしています。

九州新幹線は、今月１４日の地震で回送列車が脱線したほか、防音壁や高架橋などの設備およそ１５０か所で損傷が見つかり、博多から鹿児島中央までの全線で運転ができなくなりました。その後、復旧工事を進め、今月２０日に熊本県の新水俣と鹿児島中央の間で、２３日には博多と熊本の間で運転を再開しました。
ＪＲ九州は、運転できない状態が続く熊本と新水俣の間で、脱線した車両の撤去が終わったことから、２７日午前９時ごろから、この区間で試験運転を行うことにしています。そして、昼ごろまで行う試験運転で安全が確認されれば、２７日午後２時台に博多駅を発車する列車から、全線で運転を再開することにしています。
一部の区間で徐行運転を行い、本数も減らして各駅停車のみの運行になる見込みですが、１３日ぶりとなる九州の南北を結ぶ交通の大動脈の全線復旧が、被災地復興の追い風になることに期待が寄せられています。