演技だけじゃない!ディーン・フジオカ、08~13年の音楽活動を初CD化
NHK連続テレビ小説「あさが来た」(月~土曜・前8時)の五代友厚役でブレイクした俳優ディーン・フジオカ(35)が、2008~13年の音楽活動をアルバム「Cycle」に収め、初めてCD化することが22日、分かった。
留学先の米シアトルの大学を卒業後、05年から香港、台湾、インドネシアと活動拠点を移してきたディーン。朝ドラの「五代様」のイメージが強いが、ミュージシャンの才能も豊かだ。09年、インドネシアで現地在住の米国人DJ SUMO(スモウ)との出会いが転機になり、ヒップホップやレゲエをミックスさせた音楽に刺激を受け、ひかれていった。
世界中を旅した経験を反映させ、SUMOと楽曲制作。日本での初監督、初主演映画「I am ICHIHASHI 逮捕されるまで」(13年)の主題歌「My Dimension」など10曲を収録する。全てをディーンが作詞・作曲した。英語をベースにした曲が多いが、日本語、中国語をミックスして聴かせるなどバラエティーに富む。
アルバム自体は13年に完成していたが、当時の活動拠点を海外に置き、日本での知名度も低かったため、発売を見送っていた。五代様人気が高まり、問い合わせが殺到したことで発売に至った。
母親がピアノの先生だった影響で、幼少期から音楽が身近な環境で育った。中学、高校時代はバンドを組んでギターを担当。歌唱力は抜群で、優しく透き通った歌声は存在感があって聴きほれてしまう。ディーンは「人生のある時期、ある時期に思っていたことを、1曲1曲歌詞にして紡いでいます。日記みたいな側面のある作品。自己紹介みたいなアルバムです」と話した。30日からオンラインショップ「A!SMART」で限定発売される。
◆ディーン・フジオカ 1980年8月19日、福島県生まれ。35歳。千葉県内で育ち、米国留学。日本では15年「探偵の探偵」で連ドラ初出演。16年1月期TBS系「ダメな私に恋してください」に出演。自らを「ノマド(遊牧民的)俳優」と称す。12年に中国系インドネシア人女性と国際結婚、子供は双子(1男1女)。「ディーン」は米国留学でホスト先の父親に命名されたニックネーム。香港では「クレイジー」などの意味があり、気に入って使い始めた。180センチ。血液型A。