三菱自 顧客への補償内容の検討急ぐ

三菱自 顧客への補償内容の検討急ぐ
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三菱自動車工業は、実際よりも燃費をよく見せる不正があった問題で、対象の軽自動車62万台余りの顧客に対する具体的な補償内容の検討を急いでいて、どこまで納得の得られる内容をまとめられるかが問われています。
三菱自動車は、軽自動車4車種の合わせて62万5000台で、実際よりも燃費をよく見せる不正を意図的に行っていたことなどの問題のいきさつを26日国土交通省に報告しました。
そのあとの記者会見で三菱自動車は、不正のあった車の顧客に対して、正しい燃費から計算したガソリン代の差額を補償することや、中古車として売る時の価格が下落した場合の補填(ほてん)を検討していることを明らかにしました。そして、こうした補償を行う場合に必要な正しい燃費を確定するため、測定を進めている正確なデータを大型連休明けにもまとめたいとしています。
会社側には、不正のあった車の買い取りを求める声も多く寄せられていますが、社内には費用の面などからこうした声に応えるのは難しいという意見もあり、どこまで納得の得られる補償内容をまとめられるかが問われています。
一方、不正のあった軽自動車は三菱自動車の主力車種ですが、販売を停止しており、その期間が長期化することが見込まれるため、販売会社への支援策の検討も進めることにしています。