【主要6社】プリペイド型電子マネーの発行枚数・決済件数(利用件数)の推移をグラフ化

プリペイド型電子マネーの主要6社 Edy/Suica/PASMO/nanaco/WAON/ICOCAの発行枚数(発行件数)・決済件数(利用件数)の推移を四半期別でグラフ化しました。

edy ロゴ suica ロゴ   pasmo ロゴ   nanaco ロゴ     waon ロゴ    icoca ロゴ

 ある程度普及しきった感のある電子マネーですが、発行枚数・決済件数がどのような推移で拡大してきたのか気になりましたので、グラフを作成しました。データは、日本流通新聞・日本経済新聞とそれをまとめているクレジットのお話さんのものを使用させて頂きました。
※2013年になってから、電子マネーの普及状況が公表されていないようでしたが、久しぶりに数値が発表されたようです(詳細はコチラ)。抜けている部分は各社HP等で地道に調べていくしかないようです…


最終更新 2015/02/10
2014年11月末の各電子マネーの発行枚数の数値を追加(データの都合上、今回は11月末の数値を10月末の所に入れてあります)。残念ながら、WAONの数値は公表されなくなったようなのでWAONの数値は入れていません。



まずは発行枚数(発行件数)のグラフを見てみます。

電子マネー発行枚数推移
※2013年04月のSuicaのデータはコチラのJR東日本HPのニュースリリースに掲載されていたのものです。
※2014年04月のWAONのデータはコチラの記事が情報源です。WAON公式HPからはその旨の発表がない為、04月末の正確な数値は不明です。


グラフを見るとEdyの発行件数が多いことが見てとれます。
Edyは発行開始年月が早く、申し込みをすれば手軽に携帯電話やクレジットカードに搭載することが出来るので、発行枚数は他のものより一歩抜き出てます。

次点はSuica。
JR発行の交通系電子マネーということで、通勤通学での需要がありますので発行枚数は着実に伸びています。首都圏に限らず順次Suicaが使えるようになっているので、今後も伸びが期待できます。コンビニや自動販売機でもSuicaを使えるところが多くなってきました。

PASMO,nanaco,WAONもジリジリと発行枚数を伸びており、特にイオン系のWAONが一歩抜き出ています。「イオンでのお会計でWAONを使用するとポイントをボーナス!」等の販促も度々やっていますし、決済時の「ワォン♪」が気に入ってWAONに入会する人が多いのではないでしょうか。PASMOやnanacoも使える場所が多いので発行枚数が伸びています。

ICOCAは近畿圏中心ですので、他5社と比べるとどうしても伸びが悪いですね。




次に決済件数(利用件数)を見てみましょう!

Highcharts Example
※Suicaの決済件数には、JR北海道の「Kitaka」、JR九州の「SUGOCA」、西日本鉄道「nimoca」を含みます
※交通利用(改札)の回数は決済件数には含まれていません
※2013年04月、07月のデータは公表されていない為省略しています。


決済件数は発行枚数と違い、各電子マネーの攻防が激しくなっています。

まず特質すべきがnanacoとWAONの決済件数の多さです。発行枚数ではEdy・Suicaに大きく離されていましたが、決済件数ではEdyよりも多く、Suicaとはいい勝負をしています。最近は、nanacoの決済件数が抜け出してきたようです。これは、WAONはイオン系列・nanacoは7&i系列ということで、「イオン」や「セブンイレブン・イトーヨーカドー」などの身近な買い物で電子マネーがよく使われているためだと考えられます。また最近は、どちらも系列外のお店とも提携していることが多いのでそちらでの決済件数も増えていると考えられます

Edyは発行枚数の割に決済件数が低いですね。
私もクレジットカード・ATMのカードにEdyが付いていますが、使った事がありません^^;

日本では、欧米ほどクレジットカード決済がメジャーにはなっていませんが、今後もクレジットカード決済を埋めるような形で今回紹介したプリペイド式電子マネーやお財布携帯(Felica NFC)が普及していきそうです。いずれはお金を一切持ち歩かない…という日が来るのでしょうか?




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