こんにちは。
かつらー(とんかつ好き)な金沢の料理屋四代目、山縣 秀行(@kotobukiya_yama)です。
私の専門は、あくまで豚肉に衣をつけて揚げた「とんかつ」ですが、基本「かつ」と名がつくものは、チェックしておきたいところ。
いま、かつ界で激アツな料理といえば、なんといっても「牛かつ」でしょう。
昨年頃から一大ブームとなり、一気に店舗も増えた印象です。
その中でも、激戦区となっているのが東京・渋谷。
人気の牛かつ店が軒を連ね、いずれも長蛇の列。
数々のお店のうち、今回お伺いしたのは『牛かつ あおな』さん。
知名度はやや低めですが、素材へのこだわりは、同業のなかでもトップクラス。
使用している牛肉は、すべて国産牛。
付け合せのわさびは、国産のわさびを使用。
ごはんも十六穀米を提供するなど、なかなかのこだわりぶり。
◯お料理
牛かつは、国産牛の赤身肉使用の「あ」、黒毛和牛の赤身肉使用の「お」、黒毛和牛の霜降り肉使用の「な」のいずれかから選ぶことが可能。
今回は、黒毛和牛の霜降り肉「な」をセレクト。
牛かつにサラダ、ドレッシング、十六穀米(白米も選べます)、スープ、つけダレ。
サラダに特製ドレッシングがついているのが嬉しい。
霜降りのサシが少し入っているのがわかりますでしょうか?
つけダレは、上が脂塩と呼ばれる塩ダレ+七味のようなもの。下が合わせ醤油。
ご飯は、十六穀米。
写真ではわかりませんが、中の方には豆類もゴロゴロ入っていました。
では、実食。
うん、衣は揚がっていますが、お肉はほぼレア。
ですので、まず、脂身が舌でとけ、その後、噛みしめると赤身の旨味を味わうことができます。
とはいえ、モモ肉なので、それほど脂は多くなく、比較的あっさりとした味。
こんなふうに、わさびとともにいただくと、さらにすっきりとした味に。
衣もしっかりと密着しているので、衣のサクサクと肉のもっちり感の食感も楽しむことができますね。
とはいえ、薄衣、いわゆる揚げ油からくるしつこさはあまり感じません。
とんかつソースのような甘い味ではないので、こちらを好まれる方も多いかなと思います。
◯まとめ
牛かつは、やはり赤身肉のイメージからか、女性に人気のようです。
実際、列に並んでいる方も女性が目立ちました。
とんかつ屋さんでは、やはり男性比率が高いので。
確かに、とんかつに比べるとあっさりしているのは確か。
とんかつ好きからすると、価格に比べ、やはりお肉は小さめですし、ちょっと物足りなさを感じてしまいますね。
もっとも、これは個人の好みですけど。
あと、正直いって、赤身肉と霜降り肉の差を実感することは難しいと思いますので、安いお肉の注文でも大丈夫かなと。
ただ、注意していただきたいのは、加工肉を使用している牛かつ屋さんがあること。
本来、肉の表面には細菌が付着していることが多く、生食はキケンなのです。
ただ、表面にしっかりと火を通せば細菌は死滅するので、きちんと管理され、適切な調理がされているお肉は生食しても安全性は高いですが、加工肉は、肉の内側まで細菌が混入している可能性があるので、生食はかなりキケン。
この点だけは、充分に注意して、牛かつを楽しんでくださいね。
こちらの牛かつ あおなさんは、大丈夫のようですよ!
ご馳走様でした!
◯牛かつ あおな
東京都渋谷区3-17-4
03-6805-0760
11:00~23:00
定休日:なし
【Facebook】では、日々の出来事と想うことを。
https://www.facebook.com/hideyuki.yamagata
【instagram】では、食忘録として日々の美味しいものを。
https://www.instagram.com/hideyuki_yamagata/
【Twitter】では、日々の些細なつぶやきと有益な情報をリツイート。
https://twitter.com/kotobukiya_yama