ブロッキ政権下でトップ下で初先発 ゴールに絡む
ACミランの日本代表FW本田圭佑が25日の敵地ベローナ戦で3試合ぶりの先発出場を果たすと、強烈な左足ミドルシュートで先制ゴールの起点となった。
クリスティアン・ブロッキ新監督の就任後、初となる3試合ぶりのスタメン出場のチャンスをつかんだ本田は、シルビオ・ベルルスコーニ会長が偏愛する4-3-1-2システムのトップ下に入った。開始直後の前半1分、本田は右サイドからの組み立てでボールを受けると相手DFを引きつけて前方があいたMFリッカルド・モントリーボにシンプルにつなぎ、ファーストシュートを導いた。これはクロスバーの上に外れたが、スムーズにゲームに入ることができた。
そして21分、MFホセ・マウリとの連携でマークを外した本田は、前方のスペールが空いたところでボールを持ち運んで強烈なミドルシュートを放った。ゴールから約25メートルの距離から放たれた強烈な一撃は、無回転で相手GK直前で落ちる軌道になった。相手GKにセーブされたが、ボールはゴール前にこぼれ、FWジェレミー・メネズが押し込んだ。1-0の先制ゴールを挙げた。
シニシャ・ミハイロビッチ前監督在任中で、昨年9月22日に行われた敵地ウディネーゼ戦以来となるトップ下でのスタメン出場となった本田はいきなりゴールにつながる仕事を果たした。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images