広島レジェンドが新井祝福　前田智徳氏「入団時からギリギリの瀬戸際だった選手」

３回、２０００安打を達成し、あいさつをする広島・新井貴浩＝神宮（撮影・佐々木彰尚）

　「ヤクルト－広島」（２６日、神宮球場）

　広島・新井貴浩内野手が三回、無死二塁で左翼線を破る適時打二塁打を放ち、通算２０００安打を達成した。プロ野球史上４７人目で、球団では５人目の快挙。広島のレジェンドたちは、祝福のコメントを球団を通じて発表した。

　山本浩二元監督「２０００安打達成、本当におめでとう。これだけ不器用な男が１８年間、がむしゃらに一生懸命やった結果がこの２０００本につながったと思う。これが通過点。今シーズンは優勝のチャンスでもあるので、先頭に立って頑張ってほしいと思う」

　野村謙二郎前監督「２０００安打達成、おめでとうございます。入団したときから新井を見てきましたが、とにかく怒られた姿しか印象にありません。でも人一倍、体が強くて、人一倍負けん気が強くて、そのおかげもあってこの大記録が達成できたと思います。本当におめでとう」

　衣笠祥雄氏「新井くん、おめでとう。本当に一本、一本がここへ来るまで大変だったと思います。良い思い出を自分で作ったということに自信を持って下さい。これからチームのために、また一本、一本を積み重ねて頑張って下さい」

　前田智徳氏「入団時からギリギリの瀬戸際だった選手。守備や走塁の力があったわけじゃない。打たなければ終わりの選手が、打力だけで２０００安打まで到達したのだから、ものすごいことだと思います」