東海テレビ

Cast

栗原 佐都子
安田 成美
片倉ひかりを名乗る謎の女
川島 海荷
栗原 清和
田中 直樹
後藤 香澄
佐津川 愛美
星野 理沙
滝沢 沙織
山本 健太
小野塚 勇人
平田 コノミ
黒川 智花
浅見 洋子
石田 えり

このドラマは、“普通の幸せ”“家族の幸せ”をただただ願って、もがき苦しみながらも前に進んでいく女性の物語です。
特別養子縁組によって“母”になることが出来た主人公の佐都子。そこには光あふれる幸せな毎日が待っていました。しかし、その幸せな光の裏には養子縁組によって光を失ってしまったもうひとりの“母”の存在があったのです。
ドラマでは夫の不妊症、特別養子縁組など、現代の日本で一般的になりつつありながらタブー視されがちな問題を、リアリティを大事に描いていきます。
人を信じ続けることで、人は強くなれる。
人生の光と影を描き切った辻村深月の最高傑作!珠玉の人間ドラマ!!オトナの土ドラ第2弾「朝が来る」にご期待ください。

Story

栗原佐都子(安田成美)は出版社に勤める夫・清和(田中直樹)と長男の朝斗(6才)と穏やかながら満ち足りた日々を送っていた。実は朝斗は実子ではなく養子だったが、そんなことは関係なかった。

長く苦しい不妊治療の末、一度は子供を諦めた佐都子たち。
しかし、ひょんなことから知った特別養子縁組によって光がもたらされたのだ。

朝斗のいない生活などもう考えられない。このまま幸せな日々が続いていく。佐都子はそう思っていた。
そんなある日、栗原家に一本の電話がかかってくる。

「私が産んだ子供を返してください」

息子の母親を名乗る女(川島海荷)からの突然の電話。
この電話が、佐都子を過去に引き戻していく。そしてそこには、光を失ってしまったもうひとりの母の存在が……

このドラマには様々な女たちが登場します。
子供を産めなかった女。子供を手放さざるをえなかった女。家族を捨ててしまった女。家族を信じない女。家族を求め続ける女……

誰もがただ「普通の幸せ」を求めていただけ。もがきながら前に進んでいくその“誰か”は鏡に映るあなたの姿かもしれません。

人生の夜に迷い込んでいる人間に、果たして朝はやってくるのか……!?

Comment

原作 辻村深月
 『朝が来る』を描くときに、伝えたいことはたくさんありましたが、中でも願っていたのは物語の中心にいる朝斗という子どもの幸せでした。
  今回、主人公・佐都子を安田成美さんが演じられる、と聞いた時、安田さんが朝斗の手をしっかり握ってくださっている光景が、まず目に浮かびました。安田さんにならば、朝斗の幸せを託せる、あの子をお任せできると感じています。
 原作は読み終えた後に、皆さんに「朝が来た」と思っていただけたら、という願いを込めて送り出した小説です。どうか、同じ朝の光が、ドラマを観た皆さんのもとにも届きますように、と心から祈っています。
安田 成美
 久しぶりの主演ということで責任は感じていますが、楽しみたいと思っています。『朝が来る』の原作はとても好きで、夫婦の関係や子供への親への思い、生き方などの価値観を問われる作品だと思いました。好きな作品のドラマ化に参加できることはとても嬉しいです。
  母親になることは、“揺るがない大きな愛を学ぶこと”だと感じています。佐都子には、夫や子供、ママ友ともすべて正面から向き合って試行錯誤しているところにとても共感を持てますね。血のつながっていない子供を愛し、信じて育てる強さも難しいですが、演じて経験してみたいです。そして、自分も人も信頼するという強さを伝えたいと思います。
 常識や世間体ではなく、自分は何を一番大切に生きていきたいかということを改めて考えさせられる作品になると思っています。自分だったらどうするかなぁ…と思いめぐらせながら楽しんで観て頂けたらと思います。
川島 海荷
 『朝が来る』の原作では、自分の生活にはない、全く違う世界だと思うような出来事が起こっていました。でも、もしかしたら身近にあるのではないかと思える出来事や、共感できる部分もありました。この作品には2人のお母さん、栗原左都子と片倉ひかりが出てくるのですが、その2人の姿や生き方に感銘を受け、つくづく母は強いなと思いました。
 今回の役で髪を金髪にしますが、髪を染めたことがないのでまったく初めての経験です。逆にそんな役でもないと染めないだろうと思っていたので、ドキドキしています。
 2016年は、自分の中で分岐点になると思っていたので、その中でもこの『朝が来る』は、自分でも新たな挑戦ができる作品になると思っていて、覚悟を決めて自分の役と向き合って頑張っていきたいです。
田中直樹
 僕は育ての父親の栗原清和という役を演じさせて頂くのですが、子供を授かれない理由の一端が自分にあって、なかなか子供ができなかった結果養子をもらい、そのあたりの負い目や、迎えた子供に対しての気持ちの整理をしていけるのか、いけないのか、僕自身も今後清和がどうなっていくんやろ?という関心はあります。
 『朝が来る』の台本を読み、どんどん展開が変わって行く楽しさなど、あっという間に読み終えてしまうほど作品の力に引き込まれてしまいました。やっぱり辻村さんの作品はすごいです。作品の力という意味でも素敵なドラマになるのではないかと感じています。
 一度見ていただけたら、絶対に次も見たくなるようなドラマだと思いますので、まずは第1話を見ていただきたいですね。
石田えり
 この物語は産みの母親、育ての母親という2人の母親が登場しますが、女性はどちらの立場にもなり得ると思います。この時代、女性はいろんな選択肢があり、家庭を持つのか、仕事をしていくのか、子供を持つか持たないかなど、本当にいろいろですよね。ただいずれにせよ自分で決めたことには自信を持ち、負けないでたくましく生きて欲しいと思います。
 私が演じる浅見洋子が関わる“養子縁組仲介団体”という職業は、小説を読むまでは情報としては知っていましたが、具体的にはよくわかりませんでした。そこでそういった仕事をされている方のことを調べてみると、命に関わるお仕事ですから、生半可な気持ちで勤まる仕事ではない、と思いました。彼女がこの仕事を始めようと思った動機や、核心の気持ちをしっかりと掴んで演じていけたらいいなと思います。

Staff

原作
辻村深月「朝が来る」(文藝春秋刊)
脚本
髙橋麻紀
プロデュース
  • 松本圭右(東海テレビ)
  • 渋谷未来(テレパック)
  • 井上季子(テレパック)
演出
  • 古澤健
  • 金子与志一
制作著作
テレパック
制作
東海テレビ

Original

辻村深月著『朝が来る』(文藝春秋)