東京五輪エンブレムはA案「組市松紋」…デザインしたのは野老朝雄氏
2016年4月25日15時34分 スポーツ報知
2020年東京五輪・パラリンピックの新大会エンブレム発表会が25日、都内で行われ、最終候補として公表されていた4案のうちA案の「組市松紋」が採用された。デザインしたのは、都内在住のデザイナー・野老朝雄氏。
最終審査で21名の投票を行い、1回目でAが13票、B案が1C案が2票、D案が5票だった。投票総数過半数以上の13票を獲得した。理事会でも審査結果を満場一致で承認した。
江戸時代に「市松模様」として広まったチェッカーデザインを、日本の伝統色である藍色で、粋な日本らしさを描いたA案は、インターネット上の投票などではB、D案よりも支持が少なかった。だが、組織委のホームページ上で募集した意見では、他の作品と比較して「日本らしい」「東京らしい」との内容が多く、大会の“顔”としてふさわしいとされ、一般公募1万4599作品の頂点に選ばれた。
なお、佐野研二郎氏が手掛けた旧エンブレムは、昨年9月に酷似騒動が起こり、白紙撤回されていた。
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