私の友達のお母さんは奔放で子供っぽく感情的な人でした。
友達のお母さんの人物像
- 情緒不安定で突然意味もなく怒ったりする。喧嘩っ早い。
- 自分の思い通りにならないと怒鳴る。
- 料理がキライ。あまりご飯を作らない。
- 片付けられない女で家が汚いらしい。
- お金遣いが荒くて子供に借金をしてでも買う。
- 恋愛体質。
友達のお母さんの特徴は箇条書きしたらこんな感じ。
お母さんの愚痴を聞くたびに「毒親」だと思ってしまいます。
そんな母親を持つ彼女を憐れみの目で見たこともありました。
しかし、彼女からしたら「お母さんはムカツクとこいっぱいあるけどこういう人」と受け入れてるように思いました。
お母さんをいち個人として扱う
派手な喧嘩は日常茶飯事なんですが数日後には事は収まって一緒に買い物したりしてるんです。料理作らないことに文句垂れつつも自炊して、お母さんが不倫をしたら「止めときな」と諭して、お母さんが変な買い物をしたら怒る。
「お母さんはお母さんなんだからもっとお母さんらしくお母さんをしてよ!もっと家族や子供のことを考えて!」って要望が彼女から全くないんです。
「ダメなとこはいっぱいあるけど私のお母さんはこういう人だから」ってお母さんをお母さんでなく、いち個人として扱ってるんですよね。
何気なく書いていますがこれって凄いことだと思います。
世間一般的には子供の気持ちや都合や親らしさの欠片もないダメなお母さんかもしれませんが、子供側が親らしさに求めていないせいか、ダメなとこがあるけど個性的なユニークなお母さんに昇華されてるんですよ。
家族の間で色々あったけど彼女自身には暗い影はいっさいなく何事もないように明るく健康的に生きています。
お母さんからの自立
「親に分かって貰えない」って親だから子供の気持ちを分かれって期待してるんですよね。親が子供に期待するように、子供も子供で親に期待してるんですよね。
親だったら無条件で子供を受け入れて理解してくれて応援して欲しいって願望。
それが叶わないと酷く裏切られた気持ちになります。
親への期待値の高さが、きっと不信感に繋がるんだと思います。
「親なんだから分かれ」「親なんだから理解しろ」「親なんだから受け入れろ」って思うのが子供ならではの甘えなのでしょう。
親を親として見ずに一個人として接するのが親離れした自立した大人なのかもしれません。
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