熊本・大分 震度1以上の揺れ 910回

熊本・大分 震度1以上の揺れ 910回
今月14日に熊本県で震度7の揺れを観測した地震のあと、熊本県と大分県では活発な地震活動が続き、震度1以上の地震の回数はこれまでに910回に達しました。気象庁は引き続き激しい揺れを伴う地震が起きるおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
熊本県では今月14日に、益城町で震度7の激しい揺れを観測する地震が発生したあと、今月16日には益城町と西原村で震度7の揺れを観測する地震が発生しました。26日も午前0時33分ごろと午前3時42分ごろに熊本地方を震源とする地震が起きたほか、午前3時58分ごろには阿蘇地方を震源とする地震がありいずれも熊本県内で震度3の揺れを観測しました。
一連の「熊本地震」で熊本県と大分県で震度1以上の揺れを観測した地震の回数は、26日午前10時までに910回に達しました。
1日当たりの回数は▽15日から17日までの3日間がいずれも100回を超え、その後も1日数十回観測されていて、23日は28回、24日は30回、25日は24回となっていて、26日は午前10時までに13回となっています。
気象庁は「地震の回数が減ったように感じられるかもしれないが、全体的には地震の回数が比較的多い状態とやや少ない状態を繰り返しながら活発な活動が続いている」としています。
また、震度別では、最大震度7が2回、震度6強が2回、震度6弱が3回、震度5強が3回、震度5弱が7回、震度4が77回などとなっています。
気象庁によりますと、気圧の谷や湿った空気の影響で熊本県や大分県では早いところでは昼すぎから雨が降り始め、ところによって1時間に10ミリから15ミリのやや強い雨が降る見込みです。その後も、今週後半にかけて雨の降りやすい状態が続く見込みです。気象庁は揺れが強かった地域では地盤が緩んでいるため、引き続き地震の揺れや雨による土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
また26日中は気温が上がり、最高気温が25度の夏日になるところがあると予想され、気象庁は体調の管理にも注意するよう呼びかけています。