避難所の必要物資 タブレット端末で把握へ
熊本県などの一連の地震で避難を続ける人たちに速やかに支援物資を届けようと、国は、タブレット端末を使って避難所で必要とする物資の情報を把握するシステムを導入することになりました。
今回の地震では多くの避難所が設置されていますが、当初は物資が届かない避難所があるなど、支援物資の配分が混乱したという指摘が出ています。このため、国は物資の配布を少しでも円滑にしようと、避難所が必要とする物資の情報をタブレット端末を使って把握できるシステムを導入することになりました。
このシステムは東日本大震災の際に岩手県でも導入されたもので、タブレット端末の画面で食糧や日用品など133種類の物資の中から必要なものを選び、数量などを入力します。情報は国や自治体に送られ、これに基づいて各避難所に物資を配布することができます。また、避難所のタブレット端末では物資の配送状況を確認することもできるということです。
システムは27日から段階的に運用が始まるということで、国は、およそ850の避難所にこのタブレット端末を配備することにしています。
政府の兵谷芳康内閣審議官は「これまでは電話で需要を聞き取っていたので、かなりの労力を取られていた。このシステムが機能すれば迅速にミス無く物資を供給できるだろう」と話していました。
このシステムは東日本大震災の際に岩手県でも導入されたもので、タブレット端末の画面で食糧や日用品など133種類の物資の中から必要なものを選び、数量などを入力します。情報は国や自治体に送られ、これに基づいて各避難所に物資を配布することができます。また、避難所のタブレット端末では物資の配送状況を確認することもできるということです。
システムは27日から段階的に運用が始まるということで、国は、およそ850の避難所にこのタブレット端末を配備することにしています。
政府の兵谷芳康内閣審議官は「これまでは電話で需要を聞き取っていたので、かなりの労力を取られていた。このシステムが機能すれば迅速にミス無く物資を供給できるだろう」と話していました。