三菱自動車 4輪駆動車に2輪駆動車のデータ流用
k10010498321_201604260519_201604260520.mp4
燃費のデータの不正が発覚した三菱自動車工業が、4輪駆動車のデータを検査機関に申請する際、走行試験の結果ではなく、2輪駆動車のデータを流用し、机上の計算で割り出したものを提出していたことが新たに分かりました。三菱自動車は近く、一連の不正について、さらに詳しい内容を国に報告することにしています。
三菱自動車は、4つの車種の合わせて62万5000台で、タイヤと路面の摩擦や風圧といった燃費に影響を与える「走行抵抗」のデータに、実際より燃費がよくなるよう手を加え、検査機関に申請していました。
このうち4輪駆動車について走行試験を行った結果、走行抵抗が大きな値で測定されたことから、三菱自動車は、この測定結果ではなく2輪駆動車のデータを流用し、机上の計算で割り出したものを検査機関に提出していたことが新たに分かりました。
4輪駆動車は通常、2輪駆動車と比べて部品が増えるために車体が重く、燃費が異なることから、三菱自動車は流用する際、過去の試験で蓄積された4輪駆動車と2輪駆動車の走行抵抗の差を加えて計算し、データを割り出していたということです。こうしたデータの流用は4車種すべてで行われていたということです。
三菱自動車は近く、一連の不正について、さらに詳しい内容を国に報告することにしています。
このうち4輪駆動車について走行試験を行った結果、走行抵抗が大きな値で測定されたことから、三菱自動車は、この測定結果ではなく2輪駆動車のデータを流用し、机上の計算で割り出したものを検査機関に提出していたことが新たに分かりました。
4輪駆動車は通常、2輪駆動車と比べて部品が増えるために車体が重く、燃費が異なることから、三菱自動車は流用する際、過去の試験で蓄積された4輪駆動車と2輪駆動車の走行抵抗の差を加えて計算し、データを割り出していたということです。こうしたデータの流用は4車種すべてで行われていたということです。
三菱自動車は近く、一連の不正について、さらに詳しい内容を国に報告することにしています。