菅義偉官房長官は25日午前の記者会見で、衆院北海道5区補欠選挙で自民党候補が無所属の野党統一候補に勝利したことに関して「極めて厳しい戦いだった。経済政策などで一定の評価をいただいた」と述べた。
自民党の谷垣禎一幹事長は党本部で記者団に「勝利を得たので脇を締め、何とか参院選をものにしていく」と語った。同党幹部は「負けていれば安倍晋三首相は衆院解散のフリーハンドを失っていただろう」と述べた。
民進党の安住淳国会対策委員長は国会内で記者団に「厳しい選挙区で大接戦にしたのは一つの成果だ」と強調。「無所属で野党共闘をやったときの限界もはっきりした」とも語った。同党幹部は「共闘の一定の効果があった」と強調した。