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きょう高木健一との訴訟の口頭弁論があった。内容は明らかにできないが、いろいろ興味深い事実が確認できた。一つは、慰安婦問題の背後に北朝鮮がいたことだ。韓国には挺対協と遺族会という慰安婦がらみの団体があるが、いずれも北朝鮮系だ。

南北が38度線で分断され、北に離散家族をもつ韓国人は数百万人いるので、韓国政府にも北の工作員が入り込み、日韓の対立をあおる。その最大の材料が慰安婦問題だ。そして「慰安婦の強制連行」という話を吉田清治が最初に語ったのが、高木のやった1982年のサハリン訴訟だった。慰安婦問題は、ここで創作されたのだ。

北朝鮮が慰安婦問題をここまで拡大した理由は、二つある。一つは日韓関係を分断して韓国との関係で優位に立つこと、もう一つは社会党の田辺誠が仲介した1990年の金丸訪朝団で、金丸信が金日成に約束した「1兆円の償い」だ。

もちろん戦後補償は日韓基本条約で外交的には終わっているので、外務省はそんな「償い」は認めないが、北朝鮮はそこを金丸の政治力を使ってやろうとした。それを応援したのが、高木や朝日新聞など「戦後補償」を主張する人々だ。そしてその翌91年から、なぜか慰安婦問題が動き出し、福島みずほが朝日やNHKに金学順のネタを売り込み始める。

当時、社会党の最大の資金源は朝鮮総連=北朝鮮であり、土井たか子は拉致の存在も否定していた。金丸の金庫から出てきた数億円の金塊は、北朝鮮から来たともいわれる。田辺は社会党の委員長を辞任し、北朝鮮については取材を拒否した。福島も、今に至るまで慰安婦問題には完全黙秘だ。そこにはまだ解明されていない戦後史の闇がある。

あとはオフレコ政経ゼミで。