きょうから日中韓・環境大臣会合 大気汚染などテーマ

日本と中国、韓国の環境大臣会合が26日から静岡市で始まり、中国で深刻化するPM2.5などによる大気汚染の防止に向けて各国の技術を共有するネットワークの構築などを主要テーマに議論される予定です。
日中韓3か国の環境大臣会合は環境分野での連携を強化するため、17年前から毎年開かれています。
中国・上海で開かれた去年の会合では、日中関係の改善を機に中国の閣僚が3年ぶりに参加して向こう5年間の共同行動計画が採択され、ことしは計画を実行に移す年と位置づけられました。
会合は26日から2日間、静岡市で開かれ、中国で深刻化し、日本や韓国への影響も懸念されるPM2.5などによる大気汚染対策や地球温暖化対策などが主要なテーマとなります。大気汚染対策では日本や韓国が持つ技術を中国で活用してもらうためのネットワークの構築が議論される予定で、技術情報のデータベースを作ってインターネット上で公開することや日本企業の技術を紹介する展示会の開催などで合意する見通しです。
26日は丸川環境大臣が中国の陳吉寧環境保護相や韓国のユン・ソンギュ環境相とそれぞれ会談する予定で、27日共同声明を取りまとめて閉幕する予定です。