ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはセヴァストーポリへ到着した
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年9月28日15時15分配信
【潜水艦「ノヴォロシースク」は点検を受けるためにセヴァストーポリへ到着した】
モスクワ、9月28日-ロシア通信社ノーボスチ
プロジェクト636「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦「ノヴォロシースク」は、艦隊間移動後の機器の点検と保証整備を受ける為、セヴァストーポリへ到着した。
月曜日、黒海艦隊広報サービス部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は発表した。
以前、「ノヴォロシースク」は、北方艦隊における国家受領試験プログラムを成功裏に完了し、9月21日に常置駐留場所~ノヴォロシースク海軍基地への艦隊間移動を完了した。
「今日、潜水艦ノヴォロシースクは、ノヴォロシースクの常時駐屯地からの移動を終え、セヴァストーポリへ到着しました。
北方艦隊から黒海艦隊への艦隊間移動完了後の潜水艦の機器の検査と保証整備を実施する為に」
トルハチェフは話した。
彼は、定期作業完了後に乗組員は独自の特殊技量の改善及び艦隊の対潜部隊の戦闘準備の任務遂行へ取り掛かると付け加えた。
プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦は第3世代に属しており、排水量3950トン、速力20ノット、潜航深度300メートル、乗員52名である。
兵装として533mm口径の魚雷(6門の発射管)、機雷、打撃ミサイル複合体「カリブル」が有る。
それは、敵に探知されるよりも3-4倍の距離で目標を発見する事が出来る。
その隠密性により、同プロジェクト潜水艦はNATOから「ブラックホール」の呼び名を貰った。
[プロジェクト06363潜水艦]
プロジェクト06363潜水艦の1番艦B-261「ノヴォロシースク」は2010年8月20日に起工され、2013年11月28日に進水しました。
[プロジェクト06363(改キロ級)潜水艦ノヴォロシースクは進水した]
2014年5月末に工場航海試験が開始されました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクの航海試験が始まった]
6月22日、最初の航海試験は完了しました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクは最初の航海試験を終えた]
7月下旬から再び航海試験が実施されました。
8月21日、サンクトペテルブルクにおいて受領-引渡証書への署名が行なわれました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはロシア海軍へ納入された]
2014年8月22日、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、名実ともにロシア海軍へ就役しました。
[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはロシア海軍へ就役した]
2014年9月17日、ロシア黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはロシア黒海艦隊へ編入された]
「ノヴォロシースク」は、バレンツ海方面での深海試験が予定されていました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクは北方海域で深海試験を行なう]
11月6日、その深海試験を行なう為、北方艦隊の基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクは深海試験の為に北方艦隊の基地へ到着した]
それから約9か月後の2015年8月初頭、「ノヴォロシースク」はバレンツ海方面での各種試験を全て終えました。
その締め括りとして、「ノヴォロシースク」はバレンツ海からチジャ射爆場へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはバレンツ海から地上目標へ巡航ミサイルを発射した]
8月10日、「ノヴォロシースク」は黒海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクは黒海へ向かった]
8月26日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
翌8月27日、スぺインのセウタ港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはスペインの飛び地セウタを訪れた]
9月初頭にはアルジェリアのオラン港へ寄港しました。
9月16日、「ノヴォロシースク」はダーダネルス海峡とボスポラス海峡を通過し、黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクは黒海へ入った]
9月21日、ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはノヴォロシースクへ到着した]
そして9月28日、点検整備の為、セヴァストーポリへ到着しました。
ロシア海軍向けのプロジェクト06363通常動力潜水艦は、これまでに6隻が起工され、この内の3隻が就役しています。
全てサンクトペテルブルクの「アドミラルティ造船所」で建造されています。
現在の所、6隻が建造される計画です。
プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。
[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊へ配備
・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊に配備予定
・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊に配備予定
・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定
・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定
・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工./2016年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定
プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
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