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【高市総務相インタビュー】
面会拒否されたとする国連担当者発言に「大変心外。逃げも隠れもしない」
高市早苗総務相は22日までに産経新聞社のインタビューに応じ、日本の報道に関する「表現の自由」を調査するため来日した国連特別報告者のデービッド・ケイ氏(米カリフォルニア大アーバイン校教授)が高市氏に面会を断られたとしたことに対し「大変心外だ。私は逃げも隠れもしない」と反論した。その上で、ケイ氏が指定してきた面会日時が国会の出席時間などと重なったために実現できなかったと説明した。
高市氏は「(ケイ氏が)滞在中、どの日でも可能だというなら、自分で説明したかった」と述べた。ケイ氏が「国会会期中との理由で会えなかった」と発言したことについては「『国会会期中』というのが理由ではない」と強く否定した。
ケイ氏は19日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見し、「日本の報道の独立性は深刻な脅威に直面している」と発言。高市氏が政治的公平などを定めた放送法4条に違反した場合の電波停止の可能性に言及したとして、説明を求めるため面会を申し込み、代わりに松下新平副大臣らが対応した。