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広島訪問、近く判断…最終調整

 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)出席のため5月下旬に日本を訪れる際に前向きに検討している被爆地・広島への訪問について近く、最終判断する。米政府高官が明らかにした。実現すれば、1945年に米国が原爆を投下してから71年で、現職大統領の被爆地訪問は初。「核兵器なき世界」を提唱したオバマ大統領は、停滞する核軍縮機運を再び高めると同時に、自身の「レガシー(政治的な遺産)」を築く狙いがある。

 伊勢志摩サミットは5月26、27日に三重県で開かれる。オバマ大統領はサミット終了後に広島に立ち寄る見通しだ。訪問が実現した場合、大統領就任直後の2009年、チェコのプラハで「核兵器なき世界」を提唱したプラハ演説のような演説をする構想もある。

 訪問を決断した場合、オバマ大統領は安倍晋三首相に直接伝える方針とみられる。オバマ政権は既に、サミット準備に向けた先遣隊を送ったが、広島にはまだ派遣していない。

 オバマ氏は就任直後から被爆地訪問への意欲を示してきた。広島では今月10、11両日に主要7カ国(G7)外相会合を開催。ケリー米国務長官は現職の米閣僚として初めて広島の平和記念公園を訪問し、記者会見で「私が見たことと、いつの日かここを訪れることの大切さを大統領に伝える」と語った。

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