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考えたこと、感じたこと

ブロガーって何?定義を知りたい―プロトタイプ効果と絡めて

継続約2ヶ月

はてなブログを2月末から定期的に書き続けるようになって約2ヶ月が経ちました。アクセスしてくださる方、☆をくださる方、コメントをくださる方々のおかげで、数日おきに記事を書く癖がついて、そろそろ将来「ブロガー」を名乗りたいという欲望が出てきました。

 

ブロガーって?

「ブロガー」といっても、ブログで生計を立てたいという意味では勿論ありません。アフィリエイトブロガーとして副収入を得たいという訳でもありません。いや頂けるなら頂きますけどね。でも、Google Adsenseすら応募していないのだからそれからは程遠いですね。この意味は、単に定期的に不定期的にブログに記事を書いている人という意味のブロガーです。

 

ブロガーという語の使分けのむずかしさ

しかし、はてなで「ブロガー」というと、ブログをしている人という意味よりも、アフィリエイトブログなり、ブログでの知名度を利用してセミナーなりサロン、ノートなりで収入を得ている人を指すことが多いのではないでしょうか。はてなのサービスの利用者の多くは、どういう形態であれブログをもっている人が多く、もっていなくてもすぐ持てるのだから、ブロガーといってあえて区別する場合には、プロのブロガーを指す方が効率的なのでそうなっても当然でしょうか。その語を使う集団によって変わる点も使いどころを気を付けなくてはなりません。

補足:用例の話になると「母」の話が有名ですね。母(はは)といえば、以前は、実母(生物学上の母)、養母(養子縁組した場合)、義母(結婚相手の母)、継母(死別後再婚した父の妻)に加えて、代理母(出産した女性)まで指してしまう特殊なワードになっているとの指摘をよく見かけます。

 

ブロガーの定義

そこで、ブロガーを定義している辞書や辞典がないか検索をしてみました。まず覗いたwikipediaの記述が無意味で驚きました。これならない方がいいかもしれない。もし気になったら、検索してみてください。そしてリライトしてください(苦笑)。しょうがないので、英語版も見にいったけどBlogerという項目がない。定義あるいは用法が決まっていない用語を意識的に使うのが好きではないので、これは本当に困りました。

 

趣味の一つ

じゃあ、視点を変えて、趣味「ブログを書くこと」で、いいですかね。名詞句じゃなくて名詞で簡潔に表現したかったんですけれどもね。似たような例ですが、ランナーというと走っている人ですが、プロの選手以外は、アマチュア(の)ランナーあるいは市民ランナーと表現しますよね。少しクドい表現になっても仕方がない気もします。

肩書きをつけたいわけではないので、これで行きますか。ただ、誰かにどんなブログなの?と聞かれても身近な人に見せられるブログではない気がするので、「小説と映画批評のブログをしています。」と答えるつもりです。「エラそうに記述しているから、URLは恥ずかしくて教えられない」と応えられますから。

 この記事を読んだ方で、ブログを書いている方は、周囲にそのことをお知らせしていますか。本音を書いているような雑記ブログの運営者は、内緒で記事を書いている方が多いのではないかと推測します。

 

どうして用例を気にするか

ちなみに、どうしてこんな区別を気にするか、気になった方がいるかもしれないので、念のためお知らせしておきます。

法律で制限されていなければ、私たちは今日からどんな肩書き・職業でも名乗れてしまうからことにあります。例えば、医師や弁護士のような職業は当然に制限がありますが、作家や記者、物書きという肩書には制限がありません。だからいつでも名刺を作ってその肩書きで活動することができます。それだけで、相手方が信用するかはわからないですけれどもね。

しかし、そういう境界線がないことを悪用してホラをふいて活動している人がいて悪い印象があるから嫌なのです。つい最近ですと、ショーン川上氏の例もありますから。

また、私の知人は、日常はサラリーマン、趣味でメタル系の作曲と演奏をしているのですが、その方の自己認識は「作曲家であり芸術家」なんですよね。さすがに職業「芸術家」のワードの持つ「典型」とはかけ離れている。そういう明らかなズレを出したくないからです。

 

一言で表すとき

自分がその用語の典型的な例ではないとき、どのように表現するのかいつも迷います。「鳥」といわれたら、スズメとか鳩とかそういうのを真っ先に思い浮かべるけれど、ダチョウやペンギンのような飛べない鳥は思い浮かべないですよね。こういうのを「プロトタイプ効果」言うのですけれども、プロトタイプ効果の悪用みたいな嫌だなと思ってしまいます。ブロガーと書いてしまったときに、社会的な影響力があって、それで収入を得て生活している凄い()人とネットであるいはリアルで直感的に思われても困ってしまいますからね。趣味などの欄にYoutuberと書いたらそれだけでも結構な収入を得ている人なんて思われちゃう可能性があるのと同様です。

 

プロトタイプ効果の活用法

小説や人間関係のテクニックなら効果的かもしれません。以前、ある女性の彼氏の話を聞いていました。「病院で知り合った先生と付き合ってる」と言っていたので医師だと思っていたら、よくよく聞いてみたら柔道整復師だったってことがありました。

一方で、医師なのに、医療関係のお仕事をしていますといって合コンに出席している女性を知ってますよ。他にもなんらかのアンケートで、大学の教員と書きたくなくて勤務先「独立行政法人」小説家森博嗣さんもいますし、NHKと書きたくなくて「団体職員」と書いて募金をせしめた人たちもいましたね。

 

そんな訳で、ブロガーの意味するところを検討した上で、プロトタイプ効果に触れてみました。本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。良かったら読者登録もお願いします。