TECH::CAMP BLOG

未経験からプロのエンジニアを目指すTECH::CAMP(テックキャンプ)の公式ブログです。

NTTドコモを辞めて、社員5人のスタートアップに転職した話。

皆さんは安定した大企業を辞めて社員5名のスタートアップに転職するという決断をできるでしょうか?そんな大きな決断を下した松下さんはワクワクする人生こそが幸せと考えているそうです。その根底にある志は何なのか、詳しくお話を伺いました。

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プロフィール 松下 清隆 さん
1986年生まれ。早稲田大学にて遺伝的アルゴリズムを用いた電力システムの最適化に関する研究をする。
 NTTドコモに約5年勤務、受託開発案件および社内基幹システムの開発と運用に従事。 会社に勤めながら、複数のスタートアップにてサービス開発を担当しつつ TECH::CAMPを受講。その後、スタートアップ企業である株式会社Good Moneygerに転職し、資産運用サポートツール“VESTA”を開発中。

外注に頼る体制を非効率に感じ「自分で作れるようにならなければ」とプログラミング学習を開始

ーー大手企業に勤めながら、自分でプログラミングを学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

もともと大学の研究ではweb系以外のプログラミングをしていました。いつかはwebサービスのプログラミングもやってみたいなと思っていたんですが、勉強するきっかけが作れませんでした。社会人になってシステムエンジニアとして働いていたのですが、プログラミング部分は全て外注でした。外注って、コミュニケーションコストもかかるし非効率なんですね。だからこそ、自分で作れるようにならないとなって思っていました。

勉強を始める一番大きなきっかけは、AWSなどのクラウドの仕組みがでてきてサービスを作るハードルがぐっと下がったことでした。「アプリさえ自分で作ることができればサービスリリースできるじゃん。」と意気込み、再度プログラミングの勉強を始めました。最初はベンチャー企業のエンジニアの手伝いなどをして技術を磨いていましたが、もっと体系的に学びたいと思いTECH::CAMPを受講しました。

転職への迷いは一切ありませんでした。

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ーー大手企業からベンチャーに転職されたわけですが迷いなどはなかったのでしょうか?

迷いですか?全くなかったですね。
もともとTECH::CAMPを受講する前は平日にNTTで働きながら、週末は今とは違うベンチャーでエンジニアのお手伝いをしていました。その中で、ベンチャーの雰囲気といいますか、ワクワクする感じが自分には合っているなと感じていました。僕はもともと現場で働くことがすごく好きなタイプで、でも大手企業だと現場で働くことって結構少ないですよね。自分自身が細かい内容わかっていないのに現場の人に任せていることに違和感というか疑問を感じていました。でもベンチャーで働く今は、自分自身がサービス企画、設計、プログラミングまで全てできて、とても充実しています。


ーー会社に入社された経緯を教えてください

Wantedlyで見つけエンジニア職で申し込みをし、面談でTECH::CAMP受講中に作ったサービスを見せたら「うちに来なよ」と言われました。見せられるサービスがあり、それで自分のエンジニアとしての実力を示せたことがとても大きかったと思っています。
今の会社は「金融のプロの投資戦略ノウハウを、人工知能を介し一般投資家にお届けサービスvesta」を運営するITベンチャーなんですが、「損する人を減らしたい」という理念に共感できたため入社を決めました。私自身学生時代にFXなどで損をしていたので、投資をもっと勉強したいという気持ちもありました。

決め手になったのは社長にいただいた言葉でした。「会社がうまくいかなくても投資で食っていけるようにしてやる。」この言葉にしびれました。
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「転職して良かった」以外の言葉が見つからない

ーー転職にしたことへ後悔などネガティブなことはなかったのですか。

全くないですね。

転職してよかったとしか思わないです。むしろもっと早くすればよかったなと。前職よりも圧倒的に裁量権が大きく、仕事が楽しいんです。コード書くことも楽しいしその事業をやる意義や、理念にも共感できているので毎日モチベーション高く仕事しています。すごくポジティブな転職でした。

楽しいこと、ワクワクする仕事をしたい

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ーー転職されて感じるベンチャー企業の良さとはなんですか

ベンチャー企業の良さは3つあると思っています。
1つ目は、 意思決定が早いことですね。 意思決定者と常に話すことができるので、実行したいことをすぐにアクションに落とし込むことができ、 スピード感を持って事業を進めることができます。

2つ目は、社内政治や社内向けの仕事が無く、顧客への提供価値最大化に注力できるところですね。大企業になると大人の事情で、お客さんのことを一番に考えられなかったりすることがあります。ベンチャーでは、常に顧客のことだけを考えることができます。

3つ目は、毎日ワクワク仕事ができることですかね。最近人間の幸せってなんだろうって考えていたんですけど、一番は「やりたいと思っていることをちゃんとやれている実感」なのかなと思ってます。大企業から社員5人のベンチャー企業に転職したのでやっぱり給料は下がりました。でも仕事はとても楽しい。好きなことをして、ある程度の生活ができたらそれが幸せんじゃないかって思うようになりました。今すごく楽しいし、事業もうまくいっているので、未来にとてもワクワクしています。

松下さま、本日は貴重なお話ありがとうございました。
澤田皇汰 澤田皇汰が書きました TECH::CAMPメンター 愛媛県松山市出身。夏休みを利用しTECH::CAMP9期に参加。1ヶ月間プログラミングに没頭する。受講を終え松山に帰るもTECH::CAMPでの感動体験を忘れられず退学を決意。現在はTECH::CAMP渋谷オフィスのメンターとして活動中。
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