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【ゴルフ】

勇太は大爆発V 7バーディー65で一気逆転

2016年4月25日 紙面から

9番、第2打をグリーンに乗せた池田勇太(左)のショットに驚いた様子のラウンドリポーターを務めた石川遼=千葉CC梅郷で

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◇パナソニックOP<最終日>

 ▽24日、千葉県野田市、千葉CC梅郷C(7130ヤード、パー71)▽曇り、気温15・8度、風速3・9メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽78選手(うちアマ1人)▽観衆2848人

 2打差3位から発進した池田勇太(30)=日清食品=が、7バーディー1ボギーの65をマークし、通算13アンダーにスコアを伸ばし逆転で今季初優勝を飾った。昨年8月のRIZAP KBCオーガスタ以来のツアー14勝目。昨年12月に30歳になった池田の30代初勝利となった。3打差の通算10アンダー2位に金庚泰(キム・キョンテ)=韓国=ら2人が入った。

 最終組から1組前。最終18番で事実上のウイニングパットとなる1メートル弱のバーディーパットを沈めた池田が、大きな拍手を送るギャラリーに向かって手を上げた。

 2年前の日本オープンで優勝した舞台。「気分は良い。相性も良いし、意気込んではいたけど、結果的に頂点に立てて自信になりました」と笑顔を振りまいた。1、2番の連続バーディーに始まった7バーディー奪取。特に前半だけで6バーディー。「前半にあれだけ伸ばせたのが大きかった」と勝因を語った。

 この勝利で2009年から8年連続での優勝を飾った池田だが、どちらかというとスロースターター。これまでは09年の開幕から6試合目の日本プロが『早期V』だったが、今回は国内開幕から2試合目。「オフのトレーニングの時間が多く取れたことが大きいんじゃないかな」という。昨年までの直近の3年間は選手会長としてオフも多忙だったが、会長職を離れて開幕に向けて準備する時間を十分に持てたのも、優勝につながったようだ。

 熊本地震の被災地へは「義援金だけじゃなく、賞金の中からの寄付とかいろいろやっているけど、できるところからやっていく」と話した。この勝利で現在98位の世界ランキングも上がり、リオデジャネイロ五輪への望みも見えてくる。「これで決まるわけではないから、持続しないといけない。自分はベストを尽くすだけ」と話した。 (櫛谷和夫)

 

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