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元少年側「1審死刑、破棄を」…上告審弁論

 宮城県石巻市で2010年に3人を殺傷したなどとして、殺人罪などに問われ1、2審で死刑とされた無職の元少年(24)の上告審弁論が25日、最高裁第1小法廷(大谷直人裁判長)であった。1審の裁判員裁判で初めて少年に死刑を言い渡した事件で、弁護側は「未成熟な人間性を背景にした衝動的犯行。精神状態の審理が足りない」として死刑判決の破棄を主張し、検察側は上告棄却を求めて結審した。判決期日は後日指定される。

     1、2審判決によると元少年は10年2月、元交際相手の女性を連れ戻そうと石巻市の女性宅に押し入り、女性の姉(当時20歳)と友人女性(同18歳)を牛刀で刺殺。姉の友人男性にも重傷を負わせた。

     元少年は当時18歳7カ月だったが裁判員裁判の1審判決は「年齢は死刑を回避する決定的な事情とは言えず、総合考慮する一事情」と判断。「他人の痛みや苦しみに対する共感が欠け、ゆがんだ人間性は顕著だ」として死刑を言い渡した。2審も1審を支持していた。【島田信幸】

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