蹴球探訪
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(3月16日)
【プロ野球】メヒア3連発、全7打点 ソロ、2ラン、そして逆転満塁弾2016年4月25日 紙面から
◇西武7−6楽天西武がメヒアの3打席連続本塁打で打ち勝った。メヒアは3回に先制ソロ、1−1の5回に勝ち越し2ラン、3点を追う7回に逆転満塁本塁打を放ち、1人でチームの全7打点を挙げた。楽天は7回に逆転したが継投に失敗し借金1。 ◇ 奇跡の一打に本拠地が揺れた。3点を追う7回1死満塁。西武・メヒアが放った打球は、大歓声にも乗って左翼席に吸い込まれた。逆転の8号グランドスラム。「しっかり振る準備はできていた。振り切って打てた、いい本塁打だった」。最高の笑顔とともに、ベンチの仲間に迎えられた。 代わったばかりの福山の初球ストレートを逃さなかった。緩いカーブを捉えた3回に、バックスクリーンにソロ、5回には再びバックスクリーンへ勝ち越し2ランを打ち込み、最後は試合を決める劇弾。「1試合3発は野球人生で初めてだ」。1試合3発も3打席連続弾も、西武では2006年6月17日のカブレラ以来となった。 来日3年目。初めて開幕からプレーした昨季は春先に低迷したこともあり、オフは体調管理を徹底するように球団から厳命された。同じ失敗を繰り返せないメヒアも、母国ベネズエラでの走り込みで絞った体を、編成担当に動画送信。優等生ぶりをアピールした男は、ここ8試合で7発! これで打率、本塁打、打点、安打の「4冠」だ。 先制、勝ち越し、逆転。チームを再び3位に押し上げたメヒアの暴れっぷりを、田辺監督も「メヒアさまさま。4冠なんてすごいな」と仰天した。右手首打撲の中村が3戦連続で先発を外れ、岸とC・C・リーが相次いで緊急降板する苦しい試合で勝利。日本で通算357本塁打を記録したカブレラにも負けない豪打で、チームを上昇気流に乗せる。 (松田達也) <サイクル本塁打> メヒアは第1打席が四球。3ランだけが出なかった。過去にソロ、2ラン、3ラン、満塁を打つ「サイクル本塁打」は例がない。惜しかったのは1999年4月18日の巨人戦(東京ドーム)での中日・ゴメス。ソロ、3ラン、2ラン、中飛ときて8回は満塁で打席が回ってきたが、惜しくも空振り三振。 また79年5月27日の阪神とのダブルヘッダー(甲子園)で、ヤクルト・スコットは第1試合で2ラン、満塁を、第2試合でソロ、3ランを放っている。 PR情報
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