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伊の脱原発、正しかった 廃止導いた急進党元書記長

 1986年4月の旧ソ連チェルノブイリ原発事故を受け、翌87年に国民投票で原発廃止を選択したイタリアの反原発運動を率いた急進党(当時)のジャンフランコ・スパダッチャ元書記長(81)が事故発生から30年を前に24日までに共同通信の取材に「地震国に原発は危険。脱原発は正しかった」と述べた。

 エネルギー資源に乏しいイタリアは1950年代から原子力発電を重視、4基の原発を建設した。急進党は「クリーンなエネルギー」と説明された原発に賛成していたが、地震の多いイタリアでは安全が保証できないとして姿勢を転換。70年代後半から原発反対を訴えてきた。(ローマ共同)

 インタビューに応じるジャンフランコ・スパダッチャ氏(共同)

 インタビューに応じるジャンフランコ・スパダッチャ氏(共同)

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