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(「世界人権宣言」起草者の一人、ブラジル、文学アカデミー総裁、アタイデ氏=ファシズム台頭時、独裁者に対し、護憲革命運動を推進~を紹介)
”黙っていては権力に勝てぬ”
一、アタイデ氏は、インタビューの中で、こう語っておられたという。
「安直な日常の状態では、人間の力は育成されない。
民衆を圧迫する権力との戦いを経験する以外に、
人間自身が、真に強くなる方法はない。
その苦境のなかで、いかに自分自身を磨いていくか。
そこに、権力との闘争に打ち勝つ、
人間としての力が培われていく」(大拍手)
「権力との戦いは、黙っていれば、民衆は、いつしか権力者の側にだまされ、
いいように利用されるだけである。
人権も、人間としての尊厳も、黙っていては権力に屈服してしまう。
ゆえに、叫ばねばならない。
権力に対する民主の勢力は、絶対に黙っていてはならない。
真の自由と幸福を得るためには、
力を尽くして戦うことだ。
権力との戦いは、ある意味で永遠である。
どこまでもどこまでも戦い抜かねばならない」と。
権力の魔手は、黒い策謀と悪意。
民衆の武器は、「声」と「言葉」である。
自由を守るための戦いに、何を遠慮する必要があろうか。
叫ばねば戦いではない。戦わねば幸福になれない。
立つべき時に立ち、
叫び切ることが、人間としての証なのである(大拍手)
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