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平和について

 投稿者:IKEDIAN"U"  投稿日:2016年 4月24日(日)22時02分38秒
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  広布と人生を語る(3)
「創価学会の日」記念勤行会
昭和57年5月3日
関西文化会館

最後に新世紀会の諸君もおられるので、"平和"について申し上げたい。

"平和"は人類の願望である。

いかに科学が発達し、いかに政治や経済、文化が発展したとしても、ひとたび戦争になれば、全てが破滅する。

また、戦争ほど残酷なものはない。人間が人間でなくなってしまうからだ。

ここに"平和"の重要性があるのである。

次代を担う若き君たちは"平和"をいかに達成し維持していくか、この根本課題を胸中深くもちながら、勉学、成長をお願いしたい。

なお、現実社会のおける宗教の昇華はおのずから、平和、文化、教育へと向かうものである。

われわれには、恒久平和実現への臥竜点睛(がりょうてんせい)ともいうべき、絶対平和主義の大法である妙法がある。

また、平和、反戦への伝統と歴史を持っている。これをどこまでも、持続し、発展させていかなければならないのだ。

社会には、売名的、政治的、また一時的な平和論は多いが、生命尊厳の裏付けのない平和論には、恒久平和の達成は望めなからである。

遠くは釈尊も、絶対平和主義の大法を説かれている。また、天台大師も同じである。

近くは、日蓮大聖人は、未来万年への絶対平和を築きゆく根本の大法を、お遺しくださったのである。

その実践者として、戦時中、牧口、戸田両会長は、その大法を奉持し、戦争反対を叫び、ついに法難にあわれた。

これこそ、学会の平和運動への尊い歴史なのである。
 
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