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先生を偲びつつ・・

 投稿者:生涯広布一筋(正義の師子同盟)メール  投稿日:2016年 4月22日(金)19時08分37秒
  通報 編集済
  新 あの日 あの時 −8− (2)

・・転載 続・・

堺の鉄人会

堺文化会館(現・堺平和会館)の正面に名誉会長を乗せた車が止まった。76年1月8日の午後2時

すぎである。前夜から徹夜で準備していた男がいた。堺の本島義明である。設営グループ”関西鉄人会”

の一期生。高校を出てから、看板やの父のもとで腕を磨いた。立て看板、横断幕、会館の装飾、

文化祭のステージ造り・・・・。どんな無理な注文にも首を横に振ったことはない。意地がある。

プライドがある。別に光を浴びなくてもいい。舞台裏が性に合っている。池田先生に設営物をみてもら

えばいい。それが俺の全てだ。 この日も会館裏手で、鉄人会の黄色いジャンパーを着て、しづかに待

機していた。名誉会長は車から降りると、建物の左手に向かった。あまり、人が通らない狭い路地である。

目立たぬよう、奥で息を殺していた本島。背後に人の気配がした。名誉会長だった。”いつもご苦労様。

ありがとう。一緒に勤行しよう” 力強い握手。夢のようだった。

名誉会長は3階の会場へ。本島は遠慮して二階に控えていた。ここが分相応だろう。

しばらくして役員が険しい形相で降りてきた。”すぐに3階へ上がってください!” 会場を見渡した

名誉会長が ”彼らがいないじゃないか。なぜ、入れないんだ”と呼んだのである。

本島は鉄人会の仲間と猛ダッシュで駆け上がった。初めての晴れがましい表舞台である。

勤行を終えると、名誉会長が語りだした。”将来、堺に1000人ぐらい入る3000坪の会館を作ります”

本島は度肝を抜かれた。堺文化会館は100坪ほどである。それが3000坪とは。

そんな大プロジェクトに加わってみたいものだ・・・。

黄色のジャンパーの集団に名誉会長は目をやった。”ここにいるメンバーが、その会館建設の委員です!”

設立委員会の名簿を見て、男泣きした。堺の大幹部とともに、本島たち鉄人会の名が記されていた。


鬼に勲章

観客が固唾をのんで中央の一点を見つめていた。名誉会長がカメラを構えている。

82年(昭和57年)3月22日、関西青年平和文化祭。満員の長居陸上競技場では、クライマックス

の6段円塔が完成しようとしていた。最上段の一人が、ゆっくりと立ち上がった。スタンド席が

一斉に関西魂の一文字に変わる。どよめくような歓声があがった。99人の力が一つになった六段円塔。

頂点に立った青年部員の名は、たちまち関西に広がった。名誉会長の視点は違った。”一番下の方で

支えた人は誰か。陰で誰が戦ってくれたのか。すぐに調べなさい”

本番4日前。大阪の体育館で二人の男が腕を組み、厳しい表情で仁王立ちしていた。

堺男子部の西脇義隆と身野幸一である。六段円塔の演技指導者である。不可能を可能にするのだ。

鬼軍曹に徹してきた。これまで20回以上も挑戦したが、ただの一度も成功していない。

今日失敗したら、きっぱり諦める。オール大阪から人選したが、円塔の99人中18人が堺だった。

土台に近い、一番苦しい急所も支えている。堺の誇りにかけて、立たせてみせる!新時代は堺が開く!

”いくぞ”下から慎重に積み重なっていく。一段、また一段。歳下段には2トンもの重みがかかる。

最後の一人が頂上へ上り始める。99人の二の腕に太い筋が浮かび上がった。死んでも離すものか!

”ウオーッ!” 立った!立った!

すかさず西脇の凄まじい劇が飛んだ。

”当たり前や!もっと早くできたはずや!何を喜んどる。当日は風も吹くんやぞ!”

本番は一発勝負である。そこで勝つまでは一瞬たりとも油断しない。いな、させない。

目が吊り上っている。 鬼の形相だった。

文化祭の翌日。

関西文化会館に西脇と身野が呼ばれた。関西の最高幹部が急ぎ足でやってきた。

二人に記念メダルが手渡された。池田名誉会長からだった。

”鬼に勲章!そう先生は仰っていたで!” 大阪という”巨大な六段円塔”

鬼神のごとく支え続けてきたのは堺である。

・・・転載終わり・・・





 
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